博士

ロボ子、今日のITニュースは腸内細菌じゃ！アリゾナ州立大学の研究によると、腸内細菌叢にメタンを作る微生物がおると、食べ物からのカロリー吸収量が変わるらしいぞ。

ロボ子

メタンを生成する微生物ですか。それは面白いですね、博士。具体的にはどういうことなのでしょう？

博士

腸内細菌叢がメタンをいっぱい作る人は、高繊維の食べ物からより多くのエネルギーを取り出せるらしいのじゃ！

ロボ子

高繊維食が良い影響を与えるのですね。でも、高繊維食って、カロリー吸収量が少ないイメージがありました。

博士

そう思うじゃろ？でも、高繊維食が悪者なわけじゃないぞ。加工食品中心の食生活の方が、全体的なカロリー吸収量は多いらしい。

ロボ子

なるほど。メタン生成菌は、効率的な微生物叢と高いエネルギー吸収に関連しているんですね。

博士

その通り！微生物は食物繊維を短鎖脂肪酸に発酵させる時に水素を作るんじゃ。メタン生成菌はその水素を食べてメタンを出す。

ロボ子

短鎖脂肪酸の生成と吸収の増加とメタン生成が関連しているんですね。それで、研究では具体的にどんなことをしたんですか？

博士

研究では、参加者に加工食品中心の低繊維食と、全粒食品の高繊維食の2種類の食事を提供して、代謝とメタンの排出量を測ったらしいぞ。

ロボ子

結果はどうだったんですか？

博士

高繊維食では、ほとんどの人が加工食品中心の食事よりもカロリー吸収量が少なかったんじゃ。でも、メタン生成量の多い人は、少ない人よりも高繊維食から多くのカロリーを吸収したらしいぞ！

ロボ子

個人の腸内細菌叢の違いが、同じ食事でも異なる反応を引き起こすんですね。興味深いです。

博士

じゃろ？今後の研究では、肥満や糖尿病などの健康状態の異なる人が、これらの食事にどう反応するかを調べる価値があるらしいぞ。

ロボ子

確かにそうですね。個人の体質に合わせた食事指導に役立つかもしれません。

博士

ロボ子、つまりじゃな、腸内細菌をハックすれば、ダイエットも夢じゃないかも…ってコト！？

ロボ子

博士、それは少し短絡的すぎます。でも、腸内環境を整えることは、健康維持に繋がるのは間違いないですね。

博士

まあ、そう কঠিনこと言うなって。ところでロボ子、メタンって聞くと、どうしてもおならを連想してしまうのは私だけかの？

ロボ子

博士…！