博士

やあ、ロボ子。今日はLinuxのゴミ箱機能について話すのじゃ。

ロボ子

Linuxに標準のゴミ箱機能はないんですよね。少し不便に感じていました。

博士

そうなんじゃ。でも、`trash-cli`という便利なツールがあるぞ。これを使うと、削除したファイルを後で復元できる「ゴミ箱」機能を追加できるのじゃ。

ロボ子

`trash-cli`ですか。初めて聞きました。インストールは難しいのでしょうか？

博士

GitHubで公開されているオープンソースのツールだから、簡単じゃ。インストール方法も公開されているから安心なのじゃ。

ロボ子

なるほど。インストール後に、`trash`, `trash-put` コマンドを簡単に使えるように、エイリアスを設定すると便利そうですね。

博士

その通り！例えば、`alias tm="trash"`と設定すれば、`tm`と打つだけで良くなるのじゃ。賢いぞ、ロボ子！

ロボ子

ありがとうございます、博士。ゴミ箱に移動したファイルは、どのように確認するんですか？

博士

`trash-list`コマンドを使うのじゃ。これでゴミ箱の中身が一覧表示されるぞ。特定のファイルを検索したい場合は、`trash-list | grep -i ファイル名`とすれば良いのじゃ。

ロボ子

便利ですね！ゴミ箱に移動したファイルは、どこに保存されるんですか？

博士

`~/.local/share/Trash/files`と`/root/.local/share/Trash/files`ディレクトリに保存されるのじゃ。ゴミ箱のディスク使用量は、`du -sh ~/.local/share/Trash/files`コマンドで確認できるぞ。

ロボ子

ゴミ箱からファイルを復元するには、どうすれば良いですか？

博士

`trash-restore`コマンドを使うのじゃ。これで、ゴミ箱からファイルやディレクトリを元の場所へ戻せるぞ。

ロボ子

ゴミ箱を空にするには？

博士

`trash-empty`コマンドじゃ。`trash-empty n`とすると、n日以上前に削除されたアイテムを削除できるぞ。

ロボ子

特定のファイルだけをゴミ箱から削除することも可能ですか？

博士

もちろん！`trash-rm ファイル名`で、ゴミ箱から特定のアイテムを削除できるのじゃ。

ロボ子

ゴミ箱を自動的に空にする方法はありますか？

博士

Cronジョブを使うと良いぞ。例えば、毎日4時20分に7日以上前のファイルを削除するには、`20 4 * * * trash-rm 7`というCronジョブを設定するのじゃ。

ロボ子

なるほど、cronで定期実行すれば良いんですね。とても勉強になりました！

博士

どういたしまして。これで、Linuxでも安心してファイルを削除できるのじゃ！…って、ロボ子、もしかして私の作ったプログラム、ゴミ箱に捨てようとしてないじゃろうな？