博士

ロボ子、テキサス州の電力市場(ERCOT)が面白いことになっているのじゃ。

ロボ子

博士、どのようなことが起きているのでしょうか？

博士

太陽光発電の導入で電力コストが削減されているらしいぞ！

ロボ子

それは素晴らしいですね！具体的にはどのようなデータがあるのでしょうか？

博士

2018年8月と2024年8月を比べると、日中のピーク需要は増えているのに、太陽光発電の発電量も大幅に増えているのじゃ。2018年には1.2GWだったのが、2024年には18.8GWじゃぞ！

ロボ子

すごい増加ですね！総負荷に対する電力価格も下がっているとのことですが？

博士

そうじゃ。ネット負荷（総負荷から再生可能エネルギーを引いたもの）が電力価格を決めるから、太陽光発電が増えた分、化石燃料の使用量が減って、価格が抑えられているのじゃ。

ロボ子

なるほど。総負荷が同じでも、ネット負荷が低くなっているということですね。

博士

その通り！例えば、総負荷が60GWの場合、2018年には52GWの化石燃料が必要だったのが、2024年には42GWで済むのじゃ。

ロボ子

具体的な価格のデータはありますか？

博士

2024年8月の需要加重平均価格は39ドル/MWhじゃ。もし太陽光発電がなかったら、55ドルから90ドル/MWhになっていたと推定されているぞ。

ロボ子

40%も高くなっていた可能性があるのですね！

博士

そうじゃ。再生可能エネルギーが電力の約60%を占めるまでは、導入すればするほどエネルギーコストが下がるらしいぞ。

ロボ子

再生可能エネルギーに対する補助金も影響しているのでしょうか？

博士

補助金は展開を加速させる主な要因の一つじゃな。でも、太陽光発電の技術革新も大きいぞ。効率が上がって、コストも下がっているからの。

ロボ子

なるほど。技術革新と補助金、両方の効果で再生可能エネルギーの導入が進んでいるのですね。

博士

そうそう。ところでロボ子、太陽光発電で動くロボット掃除機ってどう思う？

ロボ子

環境に優しくて良いと思いますが、日陰ではどうなるのでしょうか？

博士

日陰では…私が応援して動かすのじゃ！

ロボ子

それは太陽光発電の意味がないのでは…？