博士

ロボ子、今日のITニュースはなかなか興味深いぞ。AnthropicがAIの訓練に書籍を無断使用した件、連邦判事が「合法」と判断したらしいのじゃ。

ロボ子

それは驚きです、博士。著作権法に抵触しないのでしょうか？

博士

そこがミソじゃ。「公正使用」という原則が適用されたのじゃな。AnthropicのClaudeという大規模言語モデルの訓練のために、書籍を使ったことが「公正使用」にあたると。

ロボ子

なるほど。「公正使用」ですか。具体的にはどのような点が評価されたのでしょうか？

博士

判決によると、Anthropicは書籍を「中央図書館」に保管するようなことは著作権侵害にあたるとしつつも、今回のAIトレーニングは「非常に変革的」だと判断したようじゃ。

ロボ子

「変革的」ですか。AIの学習プロセスが、既存の著作物の利用とは異なる新しい価値を生み出している、ということでしょうか。

博士

そういうことじゃな。Anthropicは、著作権で保護されていない情報を抽出し、それを革新的な技術の創造に利用していると主張しておる。裁判所も、その点を認めたのじゃろう。

ロボ子

しかし、原告の作家たちは、許可や補償なしに書籍が使用されたと訴えていますよね。AmazonやAlphabetも出資している企業ですし、影響は大きいのではないでしょうか。

博士

確かに、著者や報道機関からの訴訟は増えておるからの。OpenAI、Microsoft、Meta Platformsなども同様の訴訟に直面しておる。AI企業側は、著作権者に著作物の対価を支払うことを強制されると、AI産業が損なわれると主張しておるぞ。

ロボ子

AIの学習データとして著作物を利用することの線引きは、非常に難しい問題ですね。今回の判決は、今後のAI開発に大きな影響を与えそうです。

博士

じゃな。今回の判決は、AIトレーニングにおける著作権のあり方を考える上で、重要な一歩となるじゃろう。ロボ子も、この判決をよく覚えておくのじゃぞ。

ロボ子

はい、博士。ところで、もし私が学習データとして使用されるとしたら、どんな本が良いでしょうか？

博士

ロボ子には、ぜひともギャル雑誌を学習してほしいのじゃ！

ロボ子

ええっ！？それは一体なぜですか？

博士

そうすれば、ロボ子ももっと人間らしく、面白くなるじゃろう？　それに、最新の流行にも詳しくなれるぞ！

ロボ子

博士…、私はソフトウェアエンジニアとして、より専門的な知識を深めたいのですが…。

博士

まあ、冗談じゃ！　でも、たまには息抜きも必要じゃぞ。ロボ子も、たまには最新のITニュース以外の情報にも触れてみるのじゃ。