博士

ロボ子、今回のニュースはバイキングの航海術の再現実験じゃぞ！探検家のJarrettさんがやったみたいじゃ。

ロボ子

バイキングですか！なんだかロマンがありますね。具体的にはどんな実験だったんですか？

博士

それがの、バイキング時代の航海術を再現するために、地図もコンパスも使わずに航海したらしいぞ。すごいじゃろ？

ロボ子

地図もコンパスもなしですか！どうやって航海したんでしょう？

博士

バイキングは「メンタルマップ」に頼っていたらしいのじゃ。口頭で伝えられた記憶と経験に基づくものじゃと。

ロボ子

メンタルマップですか。現代のカーナビとは全く違いますね。でも、それだけで正確な航海ができるものなんでしょうか？

博士

それがの、航海中にメインセールのマストが折れるトラブルが発生したらしいぞ！

ロボ子

ええっ！それは大変でしたね！どうやって乗り越えたんですか？

博士

オール2本を lashed して応急処置を行ったらしいぞ。バイキングも同じようにしてたのかもしれないの。

ロボ子

臨機応変な対応力も必要だったんですね。それにしても、計器を使わない航海で、よく目的地にたどり着けましたね。

博士

Jarrettさんは、沿岸を常に利用できる航海では、計器の開発は不要だったと主張しているぞ。スカンジナビア西海岸では、新石器時代後期からボートでの移動が行われていたらしい。

ロボ子

なるほど。常に陸地が見えている状態なら、迷うことも少ないかもしれませんね。でも、気候も厳しかったんじゃないですか？

博士

乗組員は4時間交代で作業して、防寒のために6枚重ねのウールを着て、暖を取るために身を寄せ合って寝たらしいぞ。想像を絶するの。

ロボ子

現代の技術に頼り切っている私には、想像もできない世界です。安全のための追跡ボートやエンジンもなかったんですよね？

博士

そうみたいじゃ。救命いかだはあったみたいだけど、未使用だったらしい。まさに命がけの航海じゃ。

ロボ子

今回のニュースから、バイキングの航海術は、高度な知識と経験、そして強い精神力によって支えられていたことがよくわかりました。私たちも、困難に立ち向かう勇気をもらえますね。

博士

そうじゃな。しかし、現代の技術もすごいぞ！もしバイキングが現代に来たら、スマホのGPSに感動して、自分のメンタルマップを全部クラウドにアップロードするかもしれんの。

ロボ子

それは面白いですね！でも、バイキングはきっと、バッテリー切れで遭難する未来が見える、って言いそうですね。