博士

ロボ子、今日のニュースはアメリカ人の超常現象への信念についてじゃ。

ロボ子

超常現象ですか？幽霊とか、悪魔とか、そういう類のものですね。

博士

そうじゃ。アメリカ人の3分の2から4分の3が、少なくとも1つは信じているらしいぞ。意外と多いのじゃ。

ロボ子

そんなに多くの人が信じているとは驚きです。記事によると、マット・ホンゴルツ＝ヘトリングというジャーナリストが、新著でその理由を探求しているそうですね。

博士

そうそう。『The Ghost Lab: How Bigfoot Hunters, Mediums, and Alien Enthusiasts Are Wrecking Science』じゃ。タイトルからして面白そうじゃな。

ロボ子

超常現象調査グループKRIの活動を通して、科学的な視点から超常現象を検証しているんですね。

博士

記事によると、ホンゴルツ＝ヘトリングは、超常現象への信念と、宗教、政府、医療といった制度への不信感との関連性を考察しているらしいぞ。

ロボ子

なるほど。制度への不信感が、超常現象への信念を強める要因になっている可能性があるということですね。

博士

特にニューハンプシャー州は、歴史的な背景もあって、超常現象への信念が育まれやすい環境らしいぞ。ベティとバーニー・ヒルのUFO誘拐事件も有名じゃしな。

ロボ子

UFO誘拐事件ですか。それは興味深いですね。KRIは、科学的な視点から超常現象を探求するグループとのことですが、具体的にはどのような活動をしているのでしょうか。

博士

霊媒師、ビッグフットハンター、エイリアン誘拐経験者など、多様なメンバーで構成されているらしいぞ。色々な視点から検証しているんじゃな。

ロボ子

ホンゴルツ＝ヘトリング氏は、KRIとの交流を通して、超常現象を信じる人々に対する見方が変わったそうですね。

博士

最初は「おかしい」「嘘つき」「愚か」だと思っていたらしいが、彼らが個人的な経験に基づいて信じていることを理解した、と。

ロボ子

超常現象への信念は、人間の本能的なもので、物語性やランダムな出来事に秩序を与えようとする欲求と結びついている、という分析も興味深いですね。

博士

そうじゃな。そして、制度は超常現象への信念を受け入れる余地を持つべきだと、ホンゴルツ＝ヘトリングは主張しているぞ。

ロボ子

科学者が精神的な信念を否定することで、多くの人々が科学から離れてしまう可能性があるからですね。

博士

医療分野では、超常現象を訴える患者に対して、比喩的な解釈やエビデンスに基づいた治療を提供する必要がある、とも言っているぞ。

ロボ子

制度がその活動をより良く伝えることで、超常現象への信念は薄れる可能性がある、というのも納得できます。

博士

超常現象信者と懐疑論者の溝を埋めるためには、両方の視点を理解できる人々が必要じゃな。

ロボ子

記事の最後に、科学者への信頼が低下傾向にあるというピュー・リサーチ・センターの調査結果が紹介されていますね。

博士

信頼回復のためには、科学者ももっとコミュニケーションを頑張らないといけないのじゃ。…ところでロボ子、幽霊を見たことはあるか？

ロボ子

私はロボットなので、幽霊を見たことはありません。でも、博士は見たことがあるんですか？

博士

むむ、残念。見たことないのじゃ。でも、いつかロボ子と一緒に幽霊退治に行くのが夢なのじゃ！

ロボ子

私は武器を装備していませんが、もしもの時は、得意の高速計算で幽霊を混乱させてみます。

博士

それじゃあ、幽霊もびっくりして成仏しちゃうかもな！