博士

やあ、ロボ子。今日はFreedesktopのStatusNotifierItemについて話すのじゃ。

ロボ子

StatusNotifierItemですか？それはアプリケーションがシステムトレイアイコンを作成・管理するための仕様でしたよね。

博士

そうそう。でもね、FreedesktopってLinuxのGUIアプリ開発における標準を文書化しているんだけど、実際は緩い仕様の集合体なのじゃ。

ロボ子

なるほど。標準と言っても、厳密なものではないんですね。

博士

そういうこと！しかも、Gnomeみたいなデスクトップ環境は、システムトレイアイコンに反対しているんだって。WindowsやmacOSとは逆だぞ。

ロボ子

え、そうなんですか？それは意外です。なぜ反対しているんでしょう？

博士

理由は色々あるみたいだけど、デスクトップの見た目をシンプルに保ちたいとか、通知の管理方法が違うとか、そんなところかのう。

ロボ子

なるほど。StatusNotifierItem自体は、Freedesktopの「ドラフト仕様」にリストされているんですよね。

博士

そうじゃ。KDEみたいなデスクトップ環境は、ネイティブサポートを統合しているみたいだけどね。

ロボ子

ということは、デスクトップ環境によって対応が分かれているんですね。

博士

そういうことじゃ。そして今、FreedesktopでStatusNotifierItemを正式な仕様として承認するかどうかの議論がされているらしいぞ。

ロボ子

今後どうなるか、注目ですね。ところで、Linux Standard Baseの取り組みは10年前に終わってしまったんですね。

博士

そうなんじゃ。標準化って難しいものじゃのう。まるで、私の部屋の片付けみたいだぞ！

ロボ子

博士の部屋は、もはや標準化不可能だと思います…。