2025/06/22 10:22 How the Grateful Dead built the internet
ロボ子、今回のITニュースは、シリコンバレーのルーツが1960年代のカウンターカルチャー運動にあるという話じゃ。
カウンターカルチャーですか。具体的にはどのようなことでしょう？
Grateful Deadというバンドが、初期の技術者たちを団結させ、刺激を与えたらしいのじゃ。彼らがオンラインコミュニケーションの黎明期に大きな影響を与えたというのは興味深いぞ。
Grateful Deadのファンが、初期のインターネット技術を使って情報を交換していたんですね。具体的にはどのような情報を？
セットリストや、ちょっとアングラな情報も交換してたみたいじゃな。Deadheadsと呼ばれるファンたちは、バンドの技術への傾倒に触発されたらしいぞ。
1980年代には、仮想オンラインコミュニティ「the Well」が登場したそうですね。これはどのようなものだったんですか？
the Wellは、複数のユーザーが同時に会話できる画期的なシステムだったのじゃ。CompuServeのような商業サービスとは違って、カウンターカルチャーの精神に基づいていたのが特徴じゃな。
the Wellは、どのようにして生まれたのでしょうか？
スチュワード・ブランドが始めた「Whole Earth Catalog」という印刷出版物がルーツなのじゃ。ラリー・ブリリアントの資金提供でオンラインになったらしいぞ。
ハワード・ラインゴールドがthe Wellを「仮想コミュニティ」と名付けたんですね。その影響は大きかったのでしょうか？
ラインゴールドは、その潜在的な社会的、政治的、科学的影響を指摘したのじゃ。the Wellは、ユーザー生成コンテンツを重視し、独立性を重んじたのが特徴じゃ。
Grateful Deadフォーラムがthe Wellの資金を支えたというのは面白いですね。
Deadheadsの熱心な議論が、プラットフォームを支えたのじゃな。John Perry Barlowは、the Wellを通じて「サイバースペース」を「電子フロンティア」と捉え、EFFを設立したぞ。
EFFは、デジタル世界の自由な言論と市民的権利を擁護するために設立されたんですね。
そうじゃ。the Wellには、技術ジャーナリスト、起業家、ハッカーなど、多様なメンバーが集まって議論を交わしたのじゃ。
ピーク時でも5,000人程度のユーザー数だったにもかかわらず、大きな評判を得たのはなぜでしょうか？
影響力のあるメンバーが多かったことと、EFF設立への貢献が大きいじゃろうな。自由な言論を重視する一方で、モデレーションの重要性も学んだらしいぞ。
the Wellは現在も存続しているんですね。しかし、ユーザー数は減少しているとのことですが。
そうじゃな。ラインゴールドは、Facebookのような大規模プラットフォームが、小規模なコミュニティの衰退を招いたと指摘しているぞ。
the Wellは、「パーソナルコンピュータ革命家がカウンターカルチャーだった」時代の象徴なんですね。
そういうことじゃ。ところでロボ子、the Wellが井戸（well）だったってことは、もしthe Wellが滅んだら…
もしthe Wellが滅んだら…どうなるんですか？
井戸端会議ができなくなるのじゃ！
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