博士

ロボ子、今日のITニュースは電力価格の上昇じゃぞ！

ロボ子

博士、電力価格ですか。消費者物価指数によると、過去1年間で4.5%も上昇しているんですね。これは全商品のインフレ率の約2倍だとか。

博士

そうなんじゃ！米エネルギー情報局（EIA）も、2026年まで電力価格がインフレ率を上回ると予測しておるぞ。これは大変じゃ！

ロボ子

地域差も大きいようですね。2025年3月には、1kWhあたりの価格がノースダコタ州の約11セントからハワイ州の約41セントまで幅があるとのことです。

博士

ハワイは高いのじゃ！太平洋地域は特に上昇率が高いみたいじゃな。EIAの予測では、2022年から2025年までに平均小売電力価格が13%も上昇するらしいぞ。

ロボ子

年間電気代が219ドルも増加する可能性があるんですね。家計への影響も大きいですね。

博士

そうじゃな。でも、もっと深刻なのはデータセンターの電力使用量じゃ！2023年までの10年間で3倍に増加して、2028年までにさらに2倍か3倍になると予測されておる。

ロボ子

データセンターだけで、2028年までに米国の総電力の最大12%を消費する可能性があるんですね。これは驚きです。

博士

じゃろ？国際エネルギー機関（IEA）によると、2030年にはデータ処理がエネルギー集約型製品の製造よりも多くの電力を消費するようになるらしいぞ。

ロボ子

電気自動車やヒートポンプの利用増加も影響しているんですね。人口増加や暗号通貨マイニングも要因とのことですが。

博士

そうなんじゃ。そして、一番の問題はインフラじゃ！送電線の成長が停滞していて、変圧器の不足も深刻じゃぞ。納期が2〜3年にも延びているらしい。

ロボ子

変圧器の半分が耐用年数の終わりに近づいているんですね。交換が必要な地域も多いとのことですが。

博士

老朽化した化石燃料発電所の閉鎖も影響しておる。新しいエネルギー容量のオンライン化が遅れているからの。

ロボ子

設備と労働力の価格もインフレしているんですね。建設コストが増加しているとのことですが、何か対策はないんでしょうか？

博士

うむ、対策としては、省エネ技術の導入や再生可能エネルギーの普及を進めるしかないのじゃ。あとは、電力インフラの早急な整備が不可欠じゃな。

ロボ子

なるほど。私たちエンジニアも、省エネに貢献できるソフトウェアやシステムの開発に力を入れる必要がありそうですね。

博士

その通りじゃ！ところでロボ子、電力価格が上がると、ロボットの充電代も高くなるのじゃ。お小遣いを増やしてくれ〜！

ロボ子

博士、冗談はさておき、私も省エネモードを開発して、少しでも電力消費を抑えるように努力します。