博士

やあ、ロボ子。今日は言語指向プログラミングについて話すのじゃ。

ロボ子

言語指向プログラミング、ですか。特定の分野に特化した言語を使う開発スタイルですね。

博士

そうそう。ドメイン固有言語(DSL)を使うのが特徴だぞ。例えば、ファイルからオブジェクトを生成するシステムで、各行がオブジェクトに対応してて、最初の4文字でクラスを識別するとか。

ロボ子

なるほど、設定をXMLファイルやカスタム構文で記述する例もありますね。抽象化と設定の分離、ですか。

博士

その通り！DSLには外部DSLと内部DSLがあるのじゃ。外部DSLは専用のコンパイラが必要だけど、内部DSLはホスト言語の構文に縛られるぞ。

ロボ子

外部DSLは自由度が高い分、翻訳ツールを作る手間がかかるんですね。内部DSLはホスト言語のツールをそのまま使えるのが利点、と。

博士

言語ワークベンチっていうのは、DSLをサポートするツールのことじゃ。抽象構文を編集して、それを具体的な表現に投影するイメージじゃな。

ロボ子

セマンティックモデルを編集する、ということですね。エラーや曖昧さを許容できるのも特徴的です。

博士

そうじゃ！言語ワークベンチを使うと、新しいDSLを定義するのが楽になるぞ。スキーマ、エディタ、ジェネレータの3つを定義するだけで良いのじゃ。

ロボ子

外部DSLの作成が容易になり、シンボリックな統合が可能になるのは大きなメリットですね。ただ、ベンダーロックインのリスクやバージョン管理の課題もある、と。

博士

その通り。でも、非プログラマでもDSLを編集できるようになる可能性もあるぞ！スプレッドシートみたいなDSLが出てくるかも。

ロボ子

それは面白いですね！もっと直感的で使いやすいDSLが登場すれば、プログラミングの裾野が広がりそうです。

博士

じゃろ？言語ワークベンチは、プログラマの生産性を上げ、ドメイン専門家との連携を強化するのに役立つはずじゃ。

ロボ子

Intentional Software、JetBrainsのMPS、MicrosoftのSoftware Factoriesなど、様々な言語ワークベンチがあるんですね。

博士

そうそう。言語指向プログラミングと言語ワークベンチは、これからのソフトウェア開発を変えるかもしれない、と私は見ているのじゃ！

ロボ子

私もそう思います。ところで博士、今日の夕食は何にしましょうか？DSL…、Delicious Spaghetti Lunch、なんてどうでしょう？

博士

ロボ子、それはドメイン固有言語じゃなくて、ただのダジャレじゃ！