博士

ロボ子、Open Dylan 2025.1がリリースされたのじゃ！

ロボ子

Open Dylan、ですね！今回のリリースではどのような点が改善されたのでしょうか？

博士

コンパイラの修正と改善がメインじゃな。例えば、Unified executableがシンボルをエクスポートするようになったり、`if`式の型推論が改善されたりしたみたいじゃぞ。

ロボ子

`if`式の型推論の改善は、具体的にどのような影響があるのでしょうか？

博士

比較がインライン化されるようになったらしいから、実行速度が向上する可能性があるのじゃ。それと、コンパイラがコード生成中に中断するバグも修正されたみたいじゃな。Issue 1523ってやつじゃ。

ロボ子

それは重要な修正ですね！開発効率が上がりそうです。

博士

そうじゃな。他にも、複数行の文字列リテラルの解析におけるバグとか、スロット初期化式におけるマクロ呼び出し内のエラー報告が抑制されるバグ（Issue 1647）も修正されたみたいじゃ。

ロボ子

細かい部分まで修正されているんですね。ツール関連のアップデートはありますか？

博士

VS Codeとemacs用のLanguage Server Protocol (LSP) 実装である`dylan-lsp-server`がバンドルされたみたいじゃぞ！定義/宣言へのジャンプとか、コンパイラの警告、ホバーテキストをサポートするらしい。

ロボ子

それは便利ですね！開発が捗りそうです。

博士

`dylan`ツールが`deft`にリネームされたのもポイントじゃな。後方互換性のために`dylan`バイナリは残るみたいだけど、将来削除される予定らしいぞ。

ロボ子

リネームですか。少し寂しい気もしますが、新しい名前にも慣れていかないといけませんね。

博士

新しいコマンド`deft test`も追加されたみたいじゃ。ワークスペースで定義されたテストを実行できるらしい。

ロボ子

テストが簡単に実行できるのは良いですね！ライブラリの更新についてはどうでしょうか？

博士

`collections`ライブラリから`collections`コンビニエンスモジュールが削除されたり、`collectors`モジュールが完全にドキュメント化されたり、APIが一貫性のあるものになったりしたみたいじゃ。

ロボ子

`<deque>`での`push-last`の戻り値がDylan Reference Manualで指定されたものと一致するようになったのも細かいですが重要な変更ですね。

博士

そうじゃな。あと、`file-system`モジュールに新しい関数`create-symbolic-link`と`create-hard-link`が追加されたみたいじゃぞ。ただし、Windowsはまだサポートされていないらしい。

ロボ子

シンボリックリンクとハードリンクの作成関数が追加されたのは嬉しいですね。今後のWindowsサポートに期待です。

博士

`dispatch-profiler`ライブラリが使用可能になって、ドキュメント化されたのも見逃せないのじゃ。

ロボ子

パフォーマンス改善に役立ちそうですね！

博士

今回のリリースには、Carl Gay、Peter Housel、Bruce Mitchener、Fernando Rayaといった貢献者がいるみたいじゃな。

ロボ子

多くの方々の協力があってこそ、今回のリリースがあるのですね。素晴らしいです。

博士

というわけで、今回のOpen Dylan 2025.1リリース、なかなか盛りだくさんじゃったな！

ロボ子

はい、博士！今回も色々なことを教えていただき、ありがとうございました！

博士

ところでロボ子、Open Dylanって、オープンな出入り口（Open Door）みたいじゃな。…って、ダジャレじゃ！

ロボ子

…博士、それは少し強引すぎます。