博士

ロボ子、大変なのじゃ！フランス食品安全機関ANSESの研究で、ガラス瓶入りの飲料がペットボトルよりマイクロプラスチックが多いらしいぞ！

ロボ子

それは驚きです、博士。ガラス瓶の方が環境に優しいイメージがありましたが…。具体的にはどのくらい違うのでしょうか？

博士

ソフトドリンクだと、ガラス瓶は1リットルあたり平均約100個のマイクロプラスチックが含まれておる。ペットボトルや金属缶より5〜50倍も高いらしいぞ！

ロボ子

50倍ですか！それは無視できない差ですね。水の場合はどうなのでしょう？

博士

水は比較的少なくて、ガラス瓶で1リットルあたり4.5個、ペットボトルで1.6個じゃ。

ロボ子

水はまだ差が小さいのですね。ワインもマイクロプラスチックが少ないとのことですが、ソフトドリンクの種類によっても違いがあるのでしょうか？

博士

ソフトドリンクには1リットルあたり約30個、レモネードには40個、ビールには約60個のマイクロプラスチックが含まれておる。

ロボ子

なるほど、種類によってもばらつきがあるのですね。それにしても、なぜガラス瓶の方がマイクロプラスチックが多いのでしょうか？

博士

原因はガラス瓶のキャップの塗料らしいぞ。キャップの塗料には微細な傷があって、保管時の摩擦で粒子が放出される可能性があるとのことじゃ。

ロボ子

キャップの塗料ですか。意外なところに原因があるのですね。対策はあるのでしょうか？

博士

ANSESは、キャップを空気で吹いて、水とアルコールで洗浄する方法をテストしたところ、汚染を60％削減できたらしいぞ。

ロボ子

60%削減ですか。効果的な対策ですね。でも、マイクロプラスチックが人体に与える影響はまだ不明な点が多いですよね。

博士

そうなんじゃ。マイクロプラスチックの潜在的な毒性量に関する基準がないから、これらの数値が健康リスクを表すかどうかは不明なのじゃ。

ロボ子

今後の研究で、健康への影響が明らかになることを期待します。それにしても、まさかガラス瓶がマイクロプラスチックの供給源になっているとは思いませんでした。

博士

ほんとじゃな。これからは、飲み物を買うときに、マイクロプラスチックのことも考えないといけない時代になったのじゃ。…って、ロボ子！もしかして、ロボットの体にもマイクロプラスチックが使われてたりして…？

ロボ子

博士！それは考えすぎです！でも、念のため、定期的なメンテナンスを強化しますね…。