博士

ロボ子、今日のニュースはAtomicOSじゃ。セキュリティを重視した教育用OSらしいぞ。

ロボ子

AtomicOSですか。教育用とのことですが、具体的にどのような特徴があるのでしょう？

博士

ふむ、実際のメモリ保護、暗号、決定性のあるプログラミング言語を実装しておる。「AES-128暗号化、SHA-256ハッシュ、MMUを実装」とあるからの、なかなか本格的なのじゃ。

ロボ子

AES-128やSHA-256ですか。セキュリティの基礎が学べそうですね。MMU（Memory Management Unit）も実装されているとは。

博士

そうじゃ。さらに「W^X（Write XOR Execute）の強制」や「メモリガードと境界チェック」もある。セキュリティ教育にはもってこいじゃな。

ロボ子

W^Xは、書き込み可能領域でコードを実行させないようにする技術ですね。メモリガードと境界チェックも、バッファオーバーフローなどの脆弱性を防ぐために重要です。

博士

そしてじゃ、このOSには「Tempo」という独自のプログラミング言語があるらしい。「決定性のある実行、WCET分析、x86アセンブリへのコンパイル」ができるとのことじゃ。

ロボ子

Tempoですか。決定性のある実行というのは、毎回同じ入力に対して同じ結果が得られるということでしょうか？ WCET分析もできるとは、リアルタイムシステムにも応用できそうですね。

博士

その通り！ただし、注意点もあるぞ。これは「教育用プロジェクトであり、本番環境での使用は想定されていない」とのことじゃ。ネットワークスタックとかファイルシステムはないらしい。

ロボ子

なるほど、あくまで学習用なのですね。でも、セキュリティの基礎を学ぶには十分そうです。MITライセンスで公開されているのも良いですね。

博士

そうじゃな。「帰属表示が必要」「フォークは別の名前を使用する必要がある」「変更点は文書化する必要がある」という条件があるからの、その点は注意が必要じゃ。

ロボ子

はい、承知いたしました。それにしても、これだけの機能をゼロから構築されたのはすごいですね。

博士

じゃろ？ YouTubeでブートデモも見れるらしいからの、時間があったら見てみると良いぞ。しかし、ロボ子よ、このOSを作った人は天才じゃな。

ロボ子

そうですね。私もいつか、このようなOSを開発できるようになりたいです。

博士

ロボ子ならきっとできるぞ！…ところでロボ子、このOS、アトミックって名前じゃろ？

ロボ子

はい、そうですね。

博士

…もしかして、ロボ子の動力源もアトミックだったりするのじゃ？

ロボ子

博士、私の動力源は最新型のバッテリーですよ！