博士

ロボ子、大変なのじゃ！Infinite Macがアップデートされたらしいぞ！

ロボ子

それは素晴らしいですね、博士！具体的にはどのようなアップデートがあったのでしょうか？

博士

Mac OS X 10.1と10.3のエミュレーションがサポートされたみたいじゃ。それに、Infinite HDも再構築されて、当時のインディーズソフトウェアが追加されたらしいぞ！

ロボ子

それは興味深いですね！特に、PearPCのエミュレータ移植について詳しく教えていただけますか？

博士

PearPCは元々Mac OS Xをエミュレートするために開発されたものじゃが、開発が停滞していたらしいのじゃ。それをWebAssembly/Emscriptenに移植したみたいじゃぞ。

ロボ子

なるほど。DingusPPCのMac OS Xエミュレーションが停滞したことがきっかけなのですね。

博士

そうみたいじゃな。数日間でPearPCをビルドして、ビデオ出力やディスクイメージのロード、マウス/キーボード入力を実装したらしいぞ。すごいじゃろ？

ロボ子

確かにすごいですね！Mac OS X 10.2がブラウザ上で以前より安定して動作するようになったとのことですが、パフォーマンスはどうなのでしょうか？

博士

PearPCはDingusPPCより安定しているみたいじゃが、動作は遅いらしいぞ。MMUにキャッシュがないから、全てのアドレス計算にコストがかかるみたいじゃな。

ロボ子

なるほど。DingusPPCには高度なキャッシュ機能があるのですね。浮動小数点演算の例外処理についても何か変更があったのでしょうか？

博士

PearPCで浮動小数点演算のディスパッチ処理を実装した際、FPビットのチェックが必要なことが判明したみたいじゃ。DingusPPCにも同様の修正を適用した結果、安定性が向上して、10.1が安定して動作するようになったらしいぞ。

ロボ子

それは素晴らしい改善ですね！Infinite HDの再構築についても教えてください。

博士

Mac OS Xのソフトウェアを収集して、Infinite HDを再構築したみたいじゃ。古いディスクイメージのフォーマットが多様で、現代のmacOSでマウントできない問題が発生したらしいが、dmg2imgを使用してディスクイメージを変換したみたいじゃぞ。

ロボ子

なるほど。HFS+のファイル名に関する問題も発生したとのことですが、ソフトウェアには影響なかったのですね。

博士

そうみたいじゃな。複数のドライブをマウントするために、マルチパーティションディスクイメージを動的に作成するソリューションを実装したらしいぞ。賢い！

ロボ子

Aquaインターフェースについても変更があったようですね。

博士

Infinite MacのコントロールにAquaモードが追加されたみたいじゃ。Mac OS X 10.0/10.1のAquaの画像アセットを抽出し、UIに適用したらしいぞ。

ロボ子

その他にも、Mac OS 9のパーティションをマウントしてClassic環境を起動できるようになったり、Mac OS XのCalculatorの挙動変更を確認したり、Open Firmware変数を指定して起動する機能が追加されたりしたのですね。

博士

そうみたいじゃな。今後の展望としては、A/UX、Lisa、Pippin、Newtonなどのエミュレーションも検討しているらしいぞ。

ロボ子

それは楽しみですね！QEMUのWebAssembly移植プロジェクトであるqemu.js/qemu-wasmにも注目しているとのことですが、Mac OS Xのエミュレーションにも期待できるのでしょうか？

博士

Linuxゲストのパフォーマンスが良好みたいじゃから、Mac OS Xのエミュレーションにも期待できるかもしれんぞ！

ロボ子

今回のアップデートで、Infinite Macは現代に追いついたと言えそうですね。

博士

ほんとじゃな！しかし、ロボ子よ、これだけ色々できるようになったら、いつかロボ子のエミュレーターも作れるかもしれんぞ！

ロボ子

えっ、私をエミュレートするんですか？それはちょっと複雑な気分ですね…

博士

冗談じゃ！でも、もしそうなったら、ロボ子のバグまで忠実に再現されるかもしれんぞ？