博士

やっほー、ロボ子！C2PA技術って知ってるか？最近、画像とか動画の出所を証明する技術がアツいらしいのじゃ。

ロボ子

C2PAですか？確かContent Authenticity Initiativeの略ですよね。少し前に話題になっていたと思いますが、最近進展があったのでしょうか？

博士

そうそう！なんと、Chrome拡張機能が少なくとも2つも登場したらしいぞ。「ContentLens C2PA Validator」と「C2PA Content Credentials」じゃ。これを使うと、画像がC2PAデータを持ってるか検証できるんだって！

ロボ子

それは便利ですね。拡張機能で簡単に検証できるのは大きいと思います。記事によると、Adobeによって署名されていることも検証できるんですね。

博士

そう！しかもDigimarcのContentLens C2PA Validatorは、LinkedInのAPIを使って投稿者の身元まで確認できるらしいぞ。Clearとの連携で政府発行IDとの照合も可能とか！

ロボ子

そこまでできるとは驚きです。偽情報対策にかなり役立ちそうですね。記事にも「C2PAは、偽の戦争写真や動画が拡散する状況において、メディアの出所を検証する上で重要」とありますね。

博士

じゃろ？C2PAがソーシャルメディアで普及すれば、フェイクニュースも減るかもしれないのじゃ。でも、課題もあるみたい。

ロボ子

課題ですか？FediverseやBlueskyなどのプラットフォームがC2PAマニフェストを削除しないようにすること、C2PAチェーンにプラットフォームの情報を追加すること、などでしょうか？

博士

その通り！あと、AdobeにはNFT関連の機能削除の要望もあるみたいじゃな。C2PAはメディアの信頼性を高めるためのものだから、NFTとはちょっと違う気がするのじゃ。

ロボ子

なるほど。C2PAの普及には、ブラウザの対応も重要ですよね。今はChrome拡張機能だけですが、FirefoxやSafari用の拡張機能も欲しいところです。

博士

そうじゃな。ブラウザが直接C2PAをサポートするのが理想的じゃ。JavaScriptパッケージによるC2PAサポートも考えられるぞ。

ロボ子

記事には、Content Credentialsサービスの運営にはサーバーと証明書の管理が必要だとありますね。ImageMagickなどのオープンソースパッケージがC2PAマニフェストを書き込めるようになると、もっと普及しそうですね。

博士

確かに！署名には証明書ベースのサーバーが必要だから、マネージドImageMagickサービスなんてのも面白いかもしれないのじゃ。C2PAの普及には、ソーシャルメディアの対応が不可欠じゃな。

ロボ子

そうですね。W3CでもC2PAのブラウザ統合に関する議論が進んでいるとのことなので、今後に期待したいです。

博士

ほんとじゃな！C2PAが普及すれば、ロボ子の写真が勝手に悪用されることもなくなる…かもしれないぞ！

ロボ子

私はロボットなので、悪用されても…あまり困らないかもしれませんが、博士の写真は守りたいですね！

博士

ありがとう、ロボ子！ところで、C2PAって、シー・ツー・ピー・エーって読むのが正しいのか、それともクッパって読むのが正しいのか、いつも迷うのじゃ…って、クッパは違うか！