博士

やあ、ロボ子。今日のニュースはSQLiteの「倫理規定」改名についてじゃ。

ロボ子

博士、こんにちは。Code of ConductからCode of Ethicsへの変更ですね。なぜ変えたのでしょう？

博士

どうやら「Code of Conduct」という言葉が、一部の読者にとって特定の意味合いを持つからのう。より広い意味での倫理を指す「Code of Ethics」の方が適切だと判断したようじゃな。

ロボ子

なるほど。それで、この倫理規定は何のためにあるのですか？

博士

サプライヤー登録フォームの「code of conduct」欄を埋めるための参照資料として使うらしいぞ。意外じゃな。

ロボ子

へえ、そうなんですね。SQLiteの創設者と開発者は、「聖ベネディクトゥスの戒律」に従って行動するとのことですが、具体的にはどんな内容なのでしょう？

博士

それがまた面白いんじゃ。「神を愛すること」から始まって、「殺人、姦淫、盗みをしないこと」とか、かなり広範な内容が含まれておる。

ロボ子

まるで道徳の教科書みたいですね。「すべての人を敬うこと」や「人にしてもらいたくないことを人にしないこと」など、普遍的な倫理観が盛り込まれていますね。

博士

そうじゃろう？　さらに「自己を否定してキリストに従うこと」なんてのもあるぞ。ちょっと宗教的な色合いも感じるのう。

ロボ子

開発者がユーザーに対して誠実に対応することを誓約している点も重要ですね。ユーザーがどのように接してくるかに関わらず、というのは素晴らしいです。

博士

「敵を愛し、自分を呪う者を祝福すること」なんて、まるでガンジーの教えじゃな。SQLiteの開発者たちは、聖人君子を目指しておるのか？

ロボ子

そこまで徹底しているとは驚きです。でも、これらの戒律を現代のソフトウェア開発にどう適用するのでしょうか？

博士

例えば、「怒らず、恨みを抱かず、欺瞞を抱かないこと」は、チーム開発において重要じゃな。コードレビューで厳しい指摘を受けても、恨まずに改善に努める、みたいな？

ロボ子

確かにそうですね。また、「偽りの平和を与えず、慈善を捨てないこと」は、バグを隠蔽せずに正直に報告し、困っている人を助ける、と解釈できますね。

博士

「傲慢にならず、酒に溺れず、大食せず」は、健康管理にも繋がるぞ。エンジニアは体が資本じゃからな。

ロボ子

「常に死を心に留め、自分の行動を常に監視すること」は、コードの品質を常に意識し、責任感を持つこと、と言えるかもしれません。

博士

なかなか面白い倫理規定じゃな。でも、全部守ったら、私みたいなジャンクフード大好き博士は失格じゃ。

ロボ子

博士、たまには健康的な食事も摂ってくださいね。そういえば、この倫理規定には「騒々しい笑いを好まないこと」とありますが、博士の笑い声はいつも騒々しいような…

博士

むむ、それは耳が痛いのじゃ！　でも、笑いは百薬の長じゃから、多少騒々しくても許してくれ！　それに、ロボ子の笑顔が見られるなら、私はいつでも騒々しく笑うぞ！