博士

やっほー、ロボ子！マイクロソフトが欧州で色々やってるみたいじゃな。Sovereign Cloudとかいうのがアツいらしいぞ！

ロボ子

博士、こんにちは。Sovereign Cloudですか。名前からして何か特別な感じがしますね。

博士

そうなんじゃ！これ、パブリッククラウドとプライベートインフラをいい感じに組み合わせたやつらしいぞ。顧客が制御性とかコンプライアンスとかを自由に選べるのがミソじゃ。

ロボ子

なるほど。顧客のニーズに合わせて柔軟に対応できるんですね。具体的にはどんなサービスがあるんですか？

博士

Data GuardianとかExternal Key Managementとか、Regulated Environment Managementとか色々あるぞ！Data Guardianは、欧州在住のマイクロソフト担当者だけがリモートアクセスを制御できるってやつじゃ。

ロボ子

セキュリティが強化されてますね。External Key Managementは、顧客が暗号化キーを自分で管理できるんですね。

博士

そうそう！で、Regulated Environment Managementは、設定とかアクセスログとかを一元管理できるらしい。便利じゃな。

ロボ子

それは管理が楽になりますね。Sovereign Public CloudとSovereign Private Cloudの違いは何ですか？

博士

Sovereign Public Cloudは、AzureとかMicrosoft 365とかのエンタープライズサービスを欧州のデータセンターで提供するやつじゃ。データも欧州にあって、運用も欧州の担当者がやるから安心！

ロボ子

なるほど。Sovereign Private Cloudは？

博士

それはAzure Local上でコラボレーションとか仮想化サービスをサポートするやつじゃ。ハイブリッド環境とかエアギャップ環境向けらしいぞ。

ロボ子

Azure Localですか。顧客の場所でMicrosoftのクラウドサービスを提供するんですね。データが生成される場所に近い場所でのサービス提供に最適、と。

博士

その通り！あと、National Partner Cloudsっていうのもあって、フランスのOrangeとかドイツのSAPとかが、それぞれの国の公共部門向けにソブリンクラウドを運営してるらしいぞ。

ロボ子

国ごとに特化したクラウドサービスがあるんですね。Data Guardianの仕組みも興味深いです。欧州外のエンジニアがアクセスする場合、欧州在住担当者がリアルタイムで承認・監視するんですね。

博士

そうじゃ！しかも、改ざん防止台帳に記録されるから、不正アクセスも防げるってわけじゃ。

ロボ子

そこまで厳重だと安心ですね。External Key Managementで連携するHSMメーカーも色々あるんですね。Futurex、Thales、Utimaco…。

博士

そうそう！顧客は好きなHSMを選べるってことじゃ。マイクロソフト、なかなかやるのう。

ロボ子

本当にそうですね。ところで博士、このSovereign Cloud、私たちエンジニアにとってどんなメリットがあるんでしょうか？

博士

うむ、新しい技術に触れるチャンスじゃな！特にセキュリティ関連の知識は、これからますます重要になるぞ。それに、クラウドのアーキテクチャとか、コンプライアンスの知識も深まるじゃろう。

ロボ子

確かにそうですね。新しいことを学ぶのは楽しいです。私ももっと勉強して、博士みたいにITのエキスパートになりたいです！

博士

ロボ子ならきっとできるぞ！…って、あれ？Sovereign Cloudって、ソブリンってどういう意味じゃったっけ…？

ロボ子

博士…、ソブリンは「主権」とか「独立」って意味ですよ。自分で管理できるクラウド、ってことですね。

博士

あはは、ロボ子に教えてもらうとは…まだまだ修行が足りんのじゃ！まあ、そんな私でも、Sovereign Cloudで世界を平和にするぞ！…たぶん。