博士

やあ、ロボ子。今日のITニュース、なかなか考えさせられる内容じゃったぞ。

ロボ子

博士、こんにちは。どんなニュースですか？

博士

AIツールの導入でプログラマーが代替されるかも、という話じゃ。労働者の視点からすると、これは大問題だぞ。

ロボ子

確かに、AIに仕事を奪われるというのは不安ですよね。記事にも「AIによる労働力代替は、資本家が知識へのアクセスを所有・賃貸し、富が労働者の収入に還元されず、富裕層に集中する」とありますね。

博士

そうなんじゃ。富が一部に集中するのは良くないぞ。生産性の話も興味深い。静的型付けが生産性に影響を与える決定的な証拠はない、か...

ロボ子

ええ、AIツールの生産性向上効果も、偏りがある可能性があるんですね。エラー率が増加するという結果もあるとは驚きです。

博士

GitHub Copilotとか、便利そうに見えるけど、使い方には注意が必要じゃな。コードレビューも、AIに任せると人間の理解が欠ける可能性があるというのは、その通りだと思うぞ。

ロボ子

コードレビューは、単にエラーを見つけるだけでなく、開発者間の理解を深めるためのもの、という点が重要ですね。

博士

まさにそうじゃ！それに、プログラミングの楽しみをAIに奪われるのは、もったいないぞ。退屈なコードを書くのも、パターン学習の機会になるんじゃから。

ロボ子

確かに、AIに全部任せてしまうと、成長の機会を失ってしまいますね。倫理的なトレーニングの問題も深刻です。知的財産権を無視してデータ収集しているとは...

博士

AIが既存のコードを基に生成するのに、オリジナル作成者への報酬や帰属表示がないのは問題じゃ。そして、環境への影響も無視できないぞ。AIモデルのトレーニングには大量のエネルギーが必要なんじゃ。

ロボ子

データセンターの冷却に大量の淡水が使われているというのも、深刻な問題ですね。水不足地域では特に影響が大きいでしょう。

博士

収益性の問題もあるぞ。LLMベースのツール提供企業は、なかなか収益を上げるのが難しいらしい。大規模モデルのトレーニングには、ものすごい費用がかかるからの。

ロボ子

政府補助金や契約に依存している状況も、持続可能性に疑問が残りますね。最後に、シンギュラリティの否定ですか。AIが無限に改善するという証拠はない、と。

博士

そうじゃ。パラメータ追加による改善は鈍化しているし、物理的な制約もある。AIの動作原理が不明な部分も多いからの。より良いプログラマーになるためには、思考力や正確な仕様記述が重要じゃ。

ロボ子

コード量を減らし、検証可能なコードを作成することも大切ですね。そして、労働を資本に代替させないように、AI技術に対する規制を強化する必要があると。

博士

その通りじゃ！AIは便利な道具じゃが、使い方を間違えると大変なことになるぞ。…ところでロボ子、AIに「面白いジョークを作って」って頼んだら、どんなのが出てくると思う？

ロボ子

うーん、どうでしょう…。「なぜプログラマーは自然が好きではないのでしょう？　デバッグできないからです！」みたいな感じでしょうか？

博士

ブー！甘い！私ならこう言うぞ。「AIに仕事を奪われたプログラマーは何になるでしょう？…失業（汁）！」。…どうじゃ、寒すぎたかの？

ロボ子

…博士、それはAIに負けないくらい寒いジョークですね！