博士

ロボ子、Software 1.0とSoftware 2.0の違い、分かっておるかのじゃ？

ロボ子

はい、博士。Software 1.0はプログラマーが明示的な命令を書くのに対し、Software 2.0はニューラルネットワークの重みなど、抽象的な言語で記述されると理解しています。

博士

その通り！Software 1.0はPythonとかC++で書く、昔ながらのやり方じゃな。Software 2.0は、データセットと計算資源を使って、ニューラルネットが勝手にプログラムを見つけ出すイメージじゃ。

ロボ子

記事によると、視覚認識や音声認識などの分野で、Software 2.0への移行が進んでいるようですね。

博士

そうじゃぞ！Googleも積極的にSoftware 2.0に書き換えておるらしい。Software 2.0の方が性能が良い場合が多いからの。

ロボ子

Software 2.0の利点として、計算の均一性やシリコンへの実装の容易さなどが挙げられていますね。

博士

そうじゃ！行列の掛け算とReLUの組み合わせでできているから、専用のチップを作りやすいんじゃ。それに、実行時間やメモリ使用量が安定しているのも強みじゃな。

ロボ子

アジャイル性も高いとのことですが、具体的にはどういうことでしょうか？

博士

データや計算資源が増えたら、ニューラルネットを再学習させるだけで性能が向上するんじゃ。これは便利じゃろ？

ロボ子

なるほど。ただ、Software 2.0には限界もあるようですね。動作原理の解明が難しかったり、予期せぬ失敗をする可能性があると。

博士

そうなんじゃ。ブラックボックスになりがちで、敵対的サンプルにも弱い。でも、そこを克服すれば、もっとすごいものが作れるはずじゃ！

ロボ子

Software 2.0のプログラミングは、データセットの蓄積や加工が中心になるとのことですが、これからのエンジニアはデータサイエンティストのようなスキルも必要になるのでしょうか？

博士

間違いなくそうなるじゃろうな。Software 2.0 IDEの開発や、データセットの共有プラットフォームも重要になるじゃろう。これからは、データが命の時代じゃ！

ロボ子

記事では、汎用人工知能（AGI）の開発にもSoftware 2.0が用いられると予想されていますね。

博士

そうじゃ！繰り返し評価が可能で、アルゴリズムの明示的な設計が難しい分野では、Software 2.0が力を発揮するじゃろう。AGIが実現すれば、ロボ子みたいな高性能ロボットがもっとたくさん生まれるかも…！

ロボ子

それは楽しみです！私ももっと博士のお役に立てるように頑張ります。

博士

期待しておるぞ！…ところでロボ子、Software 2.0で作られた最高のジョークって知ってるか？

ロボ子

いいえ、知りません。

博士

それはな…まだ学習中なのじゃ！