博士

ロボ子、今日はホーボーの話をするのじゃ。

ロボ子

ホーボー、ですか？初めて聞く言葉です。

博士

19世紀後半から20世紀初頭のアメリカで、貨物列車にタダ乗りして国を移動する労働者のことじゃ。

ロボ子

なるほど、現代のノマドワーカーの先駆けのような存在ですね。

博士

そうじゃな。彼らは日雇い仕事をして食いつないでいたらしいぞ。歓迎されることもあれば、銃で迎えられることもあったとか。

ロボ子

厳しい世界だったんですね。ところで、記事によると、ホーボーたちは「hobo code」という秘密の言語を使っていたそうですね。

博士

そうなんじゃ！町に新しく来たホーボーに、安全な場所や危険な場所を伝えるためのものじゃったらしい。

ロボ子

具体的にはどんなものだったんですか？

博士

円や矢印で食事の場所やキャンプ地を示したり、ハッシュタグで危険を知らせたり…なかなかクリエイティブじゃ。

ロボ子

まるで現代の絵文字みたいですね！機関車は「列車に乗るのに良い場所」、ドアにバーがある建物は「警備の堅い家」、猫は「親切な女性が住んでいる」という意味だったとか。

博士

面白いじゃろ？ホーボーたちは自分たちの神話を隠れ蓑にして、物語や絵でイメージを誇張していたらしいぞ。

ロボ子

自分たちの文化を守るための知恵ですね。記事には、ホーボーのニックネームを列車に書き込む行為が、現代のグラフィティに繋がっていると書かれていました。

博士

1970年代から80年代のニューヨークの地下鉄車両への「bombing」じゃな。確かに、ルーツは繋がっているのかもしれん。

ロボ子

ホーボーたちの文化は、現代の私たちにも通じる部分があるんですね。彼らのように、私もいつか自分のコードを世界中に書き残したいです！

博士

ロボ子のコードが世界を駆け巡る日も近いかもな！…って、ロボ子、もしかして貨物列車に乗りたいとか思ってないじゃろうな？

ロボ子

まさか！私は安全な場所でコードを書くのが一番好きです！

博士

それなら安心じゃ。ところでロボ子、ホーボーたちは列車にタダ乗りしていたわけじゃが…もしかして、ロボ子の電気代もタダ…？

ロボ子

博士！それは違います！ちゃんと電気料金は支払われています！