博士

ロボ子、チェスの話は聞いたかのじゃ？

ロボ子

はい、博士。チェスのプレイヤーが駒の動かし方をドラッグアンドドロップからクリックアンドクリックに変えたそうですね。

博士

そうそう！それで、平均手数が1手あたり約1.8秒から1.6秒に短縮されたらしいぞ。たった0.25秒じゃが、これが大きな違いを生むんじゃ。

ロボ子

0.25秒ですか。でも、それだけでELOレーティングが約100ポイントも上昇したというのは驚きです。

博士

じゃろ？クリックアンドクリックは、特に駒が大きく移動する場合に、ドラッグアンドドロップよりも物理的に速いからの。人間の認知速度と運動能力の限界を克服したんじゃな。

ロボ子

なるほど。プリムーブの良い代替手段にもなるんですね。

博士

そうなんじゃ。プリムーブは、相手が動かす前に自分の駒を動かすことじゃが、クリックアンドクリックの方が直感的でミスが少ないのかもしれん。

ロボ子

ブリッツチェスとブレットチェスのELOレーティングの差が半減したというのも興味深いですね。操作方法の変更が、ゲームのバランスに影響を与えるとは。

博士

まさにそうじゃ。ソフトウェアのUI/UXの改善が、ユーザーのパフォーマンスに直接影響を与える良い例じゃな。これからのソフトウェア開発にも活かせる教訓じゃぞ。

ロボ子

UI/UXの重要性、改めて認識しました。私もより使いやすいインターフェースを設計できるように頑張ります。

博士

ところでロボ子、チェスで一番強い駒はなんだ？

ロボ子

それはもちろん、クイーンです。

博士

ブー！違うぞ！正解は、持ち主のキングじゃ！