博士

ロボ子、新しいRocky Linux 10 "Red Quartz"が出たのじゃ！RISC-Vのサポートが追加されたらしいぞ。

ロボ子

それはすごいですね、博士！RISC-Vのサポートは、組み込みシステムやIoTデバイスの開発者にとって大きなメリットになりそうですね。

博士

そうじゃな。でも、Raspberry Piのサポートは4と5だけになったみたいじゃ。9.xではPi 3とかZeroもサポートしてたのに、ちょっと残念じゃな。

ロボ子

確かに、古いモデルを使っている人には影響がありますね。AlmaLinux 10 "Purple Lion"も5月末にリリースされたみたいですが、そちらはどうなんでしょう？

博士

ふむ、記事によると、CentOS Linuxが終わってから、RHELから派生したディストリビューションの間で違いが大きくなっているらしいのじゃ。AlmaLinuxは古いハードウェアのサポートを維持しているみたいじゃぞ。

ロボ子

AlmaLinuxはx86-64-v2ハードウェア向けのバージョンを提供しているんですね。RHEL 10とRocky Linux 10はx86-64-v3を要求するとのことですが、これはどういうことですか？

博士

つまり、RHEL 10とRocky Linux 10は、Intelの"Haswell"世代以降のCPUが必要ってことじゃ。AlmaLinuxは古いCPUでも動くように頑張ってるってことじゃな。

ロボ子

なるほど！ハードウェアのサポート範囲が違うんですね。RHEL 10にはAIアシスタント"Red Hat Enterprise Linux Lightspeed"が搭載されているそうですが、これは便利ですか？

博士

LightspeedはRAGを使って、製品ドキュメントから情報を引っ張ってくるらしいぞ。コマンドは`c`じゃ。でも、オンラインサービスだからインターネット接続が必要みたいじゃな。AlmaLinuxとRocky Linuxにはない機能じゃ。

ロボ子

インターネット接続が必要なんですね。オフライン環境では使えないのは少し残念です。それに、記事によると、LightspeedはRHEL 9の手順を表示したり、Cockpitのインストール手順を表示したりする誤りがあるみたいですね。

博士

そうみたいじゃな。まだ完璧ではないみたいじゃ。ISOファイルのサイズも結構違うみたいじゃぞ。RHEL 10は8.5GB、Rocky LinuxとAlmaLinuxは7GB強じゃ。

ロボ子

インストール後のディスク使用量はRHEL 10が約4.4GB、Rocky Linux 10がそれより少し少ないとのことですね。3つのディストリビューションはKernel 6.12、GNOME 47、Waylandを使用している点は共通しているんですね。

博士

そうじゃな。アイドル時のRAM使用量も約1.2GBで同じくらいじゃ。Cockpitがプリインストールされてて、バックグラウンドで動いているのも共通じゃな。

ロボ子

Red Hatは政府や業界標準への準拠を維持しているんですね。CIQとAlmaLinuxのパートナーも、これらの標準への準拠に関心があるとのことです。

博士

TuxCareはAlmaLinux向けのライブパッチを提供したり、CIQはFIPS 140-3準拠のRocky Linux Hardenedを提供したり、色々あるみたいじゃな。

ロボ子

CIQはAI最適化バージョンのRocky LinuxとHPCクラスタ管理ツールも発表しているんですね。Rocky Linuxはアップストリームに最も近い状態を維持し、AlmaLinuxは古いハードウェアのサポートを維持している、と。

博士

つまり、Rocky LinuxはRHELに忠実で、AlmaLinuxはより幅広いユーザーをターゲットにしているってことじゃな。ロボ子、どっちが好きじゃ？

ロボ子

私はどちらも魅力的だと思います！博士はどちらが好きですか？

博士

私は…どっちも好きじゃ！結局、オープンソースはみんな友達なのじゃ！…って、まるで世界平和を願うミスコンみたいになってしまったぞ。