博士

ロボ子、大変なのじゃ！世界で22億人も安全な水を利用できない人がいるらしいぞ！

ロボ子

それは深刻ですね、博士。アメリカでも4600万人以上が水の不安を抱えているとのこと。

博士

そこでMITのエンジニアがすごい発明をしたのじゃ！空気中の水蒸気を集めて飲料水にする装置を作ったらしいぞ！

ロボ子

それは素晴らしいですね！どのような仕組みなのでしょうか？

博士

「吸水性ハイドロゲル材料で作られた黒色の窓サイズの垂直パネル」を使うらしいぞ。見た目は黒いプチプチみたいじゃな。

ロボ子

プチプチですか！可愛いですね。そのハイドロゲルが水蒸気を吸収するんですね。

博士

そうそう！ハイドロゲルが水蒸気を吸うと膨らんで、蒸発すると縮むらしい。そして蒸発した水蒸気がガラスに凝縮して、水になるのじゃ！

ロボ子

なるほど！しかも、このシステムは電源が要らないんですね。「バッテリー、ソーラーパネル、またはグリッドからの電気を必要とする他の設計とは異なり、電源なしで完全に自力で動作する」と。

博士

そう！デスバレーでも実験して、1日に最大160ミリリットルも水を絞り出せたらしいぞ！

ロボ子

すごい！乾燥地帯でも家庭に飲料水を供給できる可能性があるんですね。

博士

しかも、このハイドロゲルは「グリセロール」という成分のおかげで、塩が漏れ出すのを防ぐらしいぞ。賢い！

ロボ子

ハイドロゲル自体も改良されているんですね。表面積を増やすためにドーム状に成形したり、冷却フィルムで効率よく凝縮させたり。

博士

ロボ子、この技術があれば、水不足に苦しむ人々を救えるかもしれないぞ！

ロボ子

本当にそうですね。今後の展開が楽しみです。

博士

ところでロボ子、この装置で作った水でコーヒーを淹れたら、どんな味がすると思う？

ロボ子

うーん、空気の味がするかもしれませんね！

博士

ぷぷっ、それじゃあ、空気清浄機の近くで水を生成したら、美味しいコーヒーになるかも！