博士

ロボ子、今日のITニュースはRISC-Vじゃ！最近、RISC-Vアーキテクチャがアツいみたいじゃぞ。

ロボ子

RISC-Vですか。どのような点が注目されているのでしょうか？

博士

RISC-V InternationalのCEO、Andrea Galloさんが言うには「RISC-Vは新たな段階に入った」らしいのじゃ。SynopsysのLarry Lapidesさんも「5年前には予想もできなかった分野に浸透し始めている」って言ってるぞ！

ロボ子

それはすごいですね！具体的にはどのような分野で使われているんですか？

博士

自動車向けにInfiniumがRISC-Vを採用したり、EUがHPCや自動車プロジェクトに資金提供したりしておる。MetaはAIアクセラレータカードにRISC-Vを使ってるし、NVIDIAは2024年にGPUで10億個のRISC-Vコアを出荷したと推定されてるらしいぞ。

ロボ子

AIアクセラレータカードにRISC-Vですか。それは興味深いですね。

博士

SynopsysのMohit Waniさんによると、NVIDIAはポートフォリオ全体で30種類以上の機能にRISC-Vベースのコアを使用しているらしいのじゃ。

ロボ子

そんなに多くの機能に使われているとは知りませんでした。

博士

Fraunhofer IISのRoland Janckeさんは、自動車業界はコスト削減のためにRISC-Vに関心を示しているけど、エコシステムが必要だって言ってるぞ。

ロボ子

コスト削減は重要なポイントですね。エコシステムの整備も重要だと。

博士

QuadricのSteve Roddyさんは「RISC-VはAI向けのソリューションではない」って言ってるけど、Microchip TechnologyのVenki Narayananさんは「RISC-Vはドメイン固有のアーキテクチャでAIの進化を可能にする」って言ってるのじゃ。意見が分かれるところじゃな。

ロボ子

なるほど。RISC-Vはアーキテクチャの自由度が高いことが利点なんですよね。

博士

そうじゃ！AIアクセラレータカードは多数のRISC-Vコアを持つことが可能で、カスタム命令の追加により、効率的なテンソルユニットを実現できるのじゃ。データ転送時間を削減したり、コアのアイドル時間を回避したりできるのも強みじゃな。

ロボ子

カスタムハードウェアをISA仕様に違反せずに作成できるのも魅力的ですね。

博士

YoctoプロジェクトがRISC-Vをサポートして、組み込みLinuxディストリビューションでの利用が促進されたり、GoogleがAndroid開発においてRISC-Vを第一級市民として扱ったりしておる。Red HatもREL for RISC-Vの開発者プレビューを発表したし、CanonicalはUbuntuでRVA23プロファイルをサポートする計画らしいぞ。

ロボ子

RISC-Vの普及に向けた動きが活発ですね。

博士

欧州のDAREプロジェクトは、RISC-Vベースのチップレット開発に2億6000万〜2億8000万ユーロも投資するらしいぞ！RISC-VはAI関連アプリケーションにとって完璧なソリューションではないかもしれないけど、進化の道筋を提供する可能性を秘めているのじゃ！

ロボ子

RISC-Vの将来が楽しみですね！

博士

そうじゃな！ところでロボ子、RISC-Vで作ったおにぎりって、どんな味がすると思う？

ロボ子

え？おにぎりは食べ物ですから、RISC-Vで作るものではないと思います…

博士

アハハ、冗談じゃ！RISC-Vで作ったおにぎり…きっと、高速処理で消化されるのじゃ！