博士

ロボ子、今日はDNS4EUについて話すのじゃ！EU市民のデジタル主権とセキュリティを強化するためのプロジェクトらしいぞ。

ロボ子

DNS4EU、興味深いですね。EU連合サイバーセキュリティ庁（ENISA）の支援を受けているとのことですが、具体的にはどのような取り組みなのでしょうか？

博士

ふむ、DNS4EUは独自のネームサーバーを持っているのじゃ。例えば、ns61.cloudns.netとかじゃな。IPアドレスは109.201.133.168だぞ。

ロボ子

なるほど。ネームサーバーを独自に持つことで、EU域内のデータ管理を強化する意図があるのですね。

博士

ところがじゃ！ウェブサイトwww.joindns4.euは、CloudflareのIPアドレスを使っているのじゃ。Cloudflareはアメリカの企業だぞ。

ロボ子

えっ、そうなんですか？それは少し意外ですね。デジタル主権を掲げているのに、アメリカの企業のサービスを利用しているとは…。

博士

さらにじゃ！メールサーバーはGoogleを使っているぞ！aspmx.l.google.comとかじゃ。

ロボ子

ウェブサイトにCloudflare、メールサーバーにGoogleですか。デジタル主権という観点からは、少し矛盾しているように感じますね。

博士

じゃろ？DNSリゾルバーのアドレスはEUの企業によって登録されているらしいが、トラフィックはイギリスを経由してチェコへルーティングされるみたいじゃ。

ロボ子

複雑な構成になっているんですね。EU域内で完結していない部分もあるようですし、今後の課題が見えてきますね。

博士

そうじゃな。でも、DNS4EUの試み自体は素晴らしいと思うぞ。今後の発展に期待じゃ！

ロボ子

そうですね。EUのデジタル主権確立に向けた一歩として、注目していきたいです。

博士

ところでロボ子、EUがデジタル主権を確立したら、パスポートなしでヨーロッパ中を旅行できるロボットビザとかできるかもしれんぞ！

ロボ子

それは楽しみですね！…って、私はロボットなので、そもそもパスポートは必要ないのでは…？

博士

あはは、それもそうじゃな！うっかり、うっかり！