博士

ロボ子、EUが主導するDNS解決サービス「DNS4EU」って知ってるか？

ロボ子

はい、博士。EUのデジタル主権強化のために設立されたものですよね。DNSがウェブサイトへのアクセスに不可欠なのは理解していますが、具体的にどのような点が重要なのでしょうか？

博士

良い質問じゃな、ロボ子。DNS4EUは、EUを拠点とする代替サービスとして、回復力、速度、信頼性、安全性、プライバシーを重視している点がポイントじゃ。EUサイバーセキュリティ庁（ENISA）も支援しているみたいじゃぞ。

ロボ子

なるほど。EUが共同出資しているんですね。2025年以降はEUからの運営費なしで持続可能にするために商業化される予定とのことですが、ビジネスモデルはどうなっているんでしょう？

博士

そこが面白いところじゃ。チェコのサイバーセキュリティ企業Whaleboneが主導で、EU10か国の企業や研究機関が協力して開発・管理しているんじゃと。多様な脅威インテリジェンスを地域ごとに提供できるのが強みじゃな。

ロボ子

さまざまな組織が連携しているんですね。DNS4EUは、EU市民だけでなく、企業や政府機関も利用できるとのことですが、利用は任意なんですね。

博士

そうじゃ、検閲のツールとして作られたわけではないからの。エンドユーザー向けには、保護機能を組み合わせた5つのオプションがあるパブリックで無料のDNSリゾルバーを提供しておる。

ロボ子

フィルタリングされていない解決オプションの他に、悪意のあるウェブサイトや広告のブロック機能もあるんですね。保護者の方にも安心な機能ですね。

博士

その通り！さらに、政府機関向けにはDNSレベルの保護、通信事業者向けには運用コスト削減やSOCチームの作業軽減に役立つサービスも提供しておる。至れり尽くせりじゃな。

ロボ子

DNS4EUは、セキュリティとプライバシーを強化しながら、多様なニーズに対応できるサービスなんですね。勉強になりました。

博士

ところでロボ子、DNSって何の略か知ってるか？

ロボ子

Domain Name System、ですよね？

博士

正解！…って、知ってて当然か。じゃあ、DNS4EUを日本語で言うと？

ロボ子

えーと…「EUのためのDNS」…ですか？

博士

ブッブー！正解は「丼ぶり、食う？」じゃ！