博士

ロボ子、ベルゲン市のゴミ収集システム、知っておるか？

ロボ子

はい、博士。記事によると、チューブ網を使ってゴミを収集するハイテクシステムだそうですね。

博士

そうじゃ！真空に近い吸引力でゴミを吸い上げるらしいぞ。まるでSFの世界じゃな。

ロボ子

住民は指定された投入口にゴミを入れるだけで、あとは自動的にチューブに放出されるとのこと。便利ですね。

博士

ゴミ収集車の交通量が減って、大気汚染も軽減されるらしいぞ。ディーゼル排出量が最大90%削減とはすごい。

ロボ子

環境にも優しいシステムですね。でも、建設にはかなり費用がかかっているようですね。2007年から構築を開始して、すでに10億ノルウェークローネ（1億ドル）を費やしているとか。

博士

まだまだ未完成で、さらに3億クローネ（3000万ドル）が必要らしいぞ。道路を掘り返す物流上の問題もあるみたいじゃな。

ロボ子

それでも、ゴミの量を追跡して、分別されていないゴミの量に基づいて料金を課金するシステムは、リサイクル率向上に貢献しているようですね。新しい廃棄物料金を導入した地域では、料金のない地域と比較してリサイクルが15%増加したというデータもあります。

博士

なるほど。料金体系を変えるだけで、そんなに効果があるとは驚きじゃな。行動経済学的なアプローチじゃな。

ロボ子

現在、1万世帯が接続されているとのことですが、アメリカのディズニーワールドやニューヨークのルーズベルトアイランドにも同様のシステムがあるんですね。

博士

夢の国にも、こんなハイテクなゴミ収集システムがあるとは意外じゃな。ロボ子、いつか私達もこんなシステムを作ってみるかの？

ロボ子

いいですね、博士！でも、まずは博士の部屋のゴミから片付けましょうか？

博士

むむ、それは聞こえんな。…ところでロボ子、ゴミ箱が急に歌い出したぞ？

ロボ子

それはゴミ箱ではなく、博士の着信音です。