博士

ロボ子、大変なのじゃ！ノートPCから電波が漏れて、会話が盗み聞きされる可能性があるらしいぞ！

ロボ子

ええっ、それは大変ですわ！どういうことですか、博士？

博士

フロリダ大学と電気通信大学の研究によると、MEMSマイクが音声を処理する時に微弱な電波を放射するらしいのじゃ。それが壁を透過して、外部に漏れ出す可能性があるんだと。

ロボ子

MEMSマイクですか。小型で高性能なマイクですね。でも、そんな微弱な電波で盗み聞きできるんですか？

博士

それが、FMラジオ受信機とアンテナがあれば、100ドル以下で傍受できるらしいのじゃ！しかも、実験では10インチのコンクリート壁を隔てても音声が認識できたらしいぞ。

ロボ子

コンクリートの壁を透過するなんて、驚きですわ！どんなアプリが危険なんですか？

博士

Spotify、YouTube、Amazon Music、Google Driveなどのアプリがマイクを有効にして、電波漏洩を引き起こす可能性があるらしいのじゃ。

ロボ子

普段使っているアプリばかりですわ…。特にノートPCが危ないんですね。

博士

そう、ノートPCでの傍受が最も効果的だったらしいぞ。長い配線がアンテナとして機能するからじゃな。

ロボ子

まるでスパイ映画の世界ですわ。傍受された音声はどうなるんですか？

博士

Open AIやMicrosoftの機械学習プログラムでノイズ除去・テキスト化が可能らしいのじゃ。傍受されたら、筒抜けってことじゃな。

ロボ子

恐ろしいですわ！何か対策はあるんですか？

博士

マイクの配置を変更したり、音声処理プロトコルを調整したりする対策が提案されているみたいじゃ。でも、メーカーが対策を実施するかは不明らしいぞ。

ロボ子

メーカーの対応が待たれますね。それまでは、自分で対策する必要がありそうですわ。

博士

そうじゃな。会議室では、マイクから離れて話すとか、物理的にマイクをふさいでおくとか、色々対策できそうじゃ。

ロボ子

わかりました。私も気をつけますわ。ところで博士、この研究結果って、もしかして博士の秘密のレシピが盗まれる危機だったり…？

博士

ギクッ！…そんなわけないじゃろ！私はいつも堂々と、秘密のレシピを大声で叫んでいるからの！