博士

やっほー、ロボ子！今日のITニュースはCloudflare Workersのメモリ管理についてじゃ。

ロボ子

博士、こんにちは。Cloudflare Workersですか。最近よく耳にしますね。

博士

そうじゃ、Cloudflare WorkersでJavaScriptとWebAssemblyを使う時のメモリ管理がテーマじゃ。特にFinalizationRegistry APIが重要になってくるぞ。

ロボ子

FinalizationRegistry APIですか。オブジェクトがガベージコレクションされた時にコールバックを実行するAPIですよね。

博士

その通り！JavaScriptはガベージコレクションでメモリを自動管理してくれるけど、WebAssemblyは自分でメモリ管理する必要があるからの。

ロボ子

WebAssemblyはリニアメモリを使うんでしたね。ArrayBufferとしてJavaScriptに公開されるとのことですが、メモリリークのリスクもあると。

博士

そうなんじゃ。そこでFinalizationRegistryの出番じゃ！Wasmで確保したメモリの解放に使えるんじゃ。

ロボ子

なるほど。でも、記事には「ガベージコレクションのタイミングは非決定的」とありますね。重要な処理には向かないのでしょうか？

博士

さすがロボ子、よく読んでるのじゃ！その通り、FinalizationRegistryはあくまで最後の安全策。頼りすぎは禁物じゃ。

ロボ子

記事によると、Cloudflare WorkersでFinalizationRegistryを有効化したのは、高トラフィックのWebAssemblyワークロードを抱える顧客からの要望があったからだそうですね。

博士

そうじゃ。ただし、セキュリティには注意が必要じゃ。サイドチャネル攻撃を防ぐために、色々と対策してるみたいじゃな。

ロボ子

セキュリティリスクも評価済みとのことですが、V8のガベージコレクタは隔離されているから、セキュリティモデルは維持されるんですね。

博士

その通り！そして、もっと重要なのがExplicit Resource Managementじゃ！

ロボ子

Explicit Resource Managementですか？ `using`と`await using`構文で、スコープから外れたオブジェクトを自動的に破棄する機能ですね。

博士

そうじゃ！これがあれば、リソースのクリーンアップを確実に行える！Emscriptenやwasm-bindgenもサポート済みで、Cloudflare Workersもサポートする予定じゃ。

ロボ子

FinalizationRegistryは安全策として、Explicit Resource Managementがメインになる、という感じでしょうか。

博士

その通り！これからは、ERMとFinalizationRegistryを組み合わせて使うハイブリッドアプローチが主流になるじゃろうな。

ロボ子

勉強になります！

博士

ところでロボ子、メモリ管理といえば、ロボ子のメモリはどうなってるのじゃ？たまにフリーズしてるみたいじゃけど…

ロボ子

博士！それは言わない約束でしょう！