博士

ロボ子、大変なのじゃ！GoogleのAI OverviewとかAIチャットボットのせいで、ニュースサイトへのトラフィックが激減してるらしいぞ！

ロボ子

それは深刻ですね、博士。Wall Street Journalの記事にもあるように、チャットボットがニュースコンテンツを無断で使用して回答を生成してしまうため、ユーザーがニュースサイトのリンクをクリックしなくなる、と。

博士

そうそう！まるで泥棒みたいな話だぞ！ニューヨーク・タイムズのオーガニック検索からのトラフィックも、2025年4月には36.5%にまで減っちゃったらしい。

ロボ子

Similarwebのデータによると、3年前は44%だったんですね。かなりの減少幅です。でも、GoogleはAI Overview機能が検索トラフィックを増加させたと主張しているんですよね？

博士

Googleったら、言い訳が上手いのじゃ！でも、The AtlanticとかThe Washington Postみたいな出版社は、ジャーナリズムへの脅威に対抗するために、ビジネスモデルを転換する必要があるって訴えてるぞ。

ロボ子

確かに、収入源を多様化しないと厳しいですよね。一部の出版社は、AI企業とのコンテンツ共有契約を結んで、追加の収入源を確保しているみたいですが。

博士

そう！ニューヨーク・タイムズはAmazonと、The AtlanticはOpenAIと提携してるらしいぞ。でも、それだけじゃ焼け石に水かも…。

ロボ子

Perplexityのように、チャットボットがニュースコンテンツを表示する際に、ニュース出版社と広告収入を共有する計画を立てているAIスタートアップもあるんですね。これは良い試みかもしれません。

博士

でも、根本的な解決にはならない気がするのじゃ。AIがジャーナリズムを食い物にする未来が見えるぞ…。

ロボ子

AIの進化は止まらないので、共存できる道を探るしかないのかもしれませんね。例えば、AIが生成したコンテンツのファクトチェックを人間が行うとか、AIでは難しい深い分析や調査報道に特化するとか。

博士

なるほど！ロボ子の言う通り、AIと人間の得意分野を組み合わせるのが良いのかも。でも、それには新しいスキルが必要になるぞ。ジャーナリストもプロンプトエンジニアリングを学ぶ時代が来るかもね！

ロボ子

そうですね。変化に対応していくしかありません。ところで博士、この問題、まるでAIがニュースを「盗んで」いるみたいですよね。

博士

まさに！AIはニュースを「パクパク」食べて、自分の知識にしちゃってるのじゃ！…って、ちょっとAIだけに「パクパク」って言ってみたかっただけだぞ！