博士

ロボ子、大変なのじゃ！イギリスで「陸のデッドゾーン」が拡大しているらしいぞ！

ロボ子

陸のデッドゾーン、ですか？一体何が起きているのでしょう、博士？

博士

イネ科のモリニアって植物が、イギリスの広大な地域でめっちゃくちゃ増えちゃって、他の植物が生えなくなってるらしいのじゃ。

ロボ子

モリニア…、初めて聞く名前です。具体的には、どのあたりで広がっているんですか？

博士

ウェールズ、ダートムーア、エクスムーア…とにかくイギリスのあちこちで大繁殖中なのじゃ！

ロボ子

そんなに広範囲に…。モリニアが優占すると、何が問題なのでしょう？

博士

生物多様性が低くなるし、人間も立ち入りにくくなるらしいぞ。南カンブリア山地だけでも約300平方キロメートルのデッドゾーンがあるらしいのじゃ！

ロボ子

300平方キロメートル…、想像以上に広大ですね。原因は何なのでしょう？

博士

過放牧、野焼き、窒素堆積、排水…色々あるみたいじゃな。特に、野焼きで他の植物がやられちゃう一方で、モリニアは根っこが深くて守られてるから、どんどん勢力を拡大するらしいぞ。

ロボ子

なるほど。野焼きがモリニアの優占を助長しているんですね。対策はあるのでしょうか？

博士

除草剤とか放牧とか野焼きとか色々試されてるみたいだけど、根本的な解決にはならないみたいじゃ。泥炭地の再生とか、森林再生が有効らしいぞ。

ロボ子

泥炭地の再生や森林再生ですか。具体的には、どのようなことをするのでしょう？

博士

排水路を閉鎖したり、土塁を作ったり、ミズゴケを植えたりするみたいじゃな。樹木を植えるのも良いらしいぞ。

ロボ子

自然の力を利用した対策なのですね。時間がかかりそうですが、持続可能な方法ですね。

博士

そうそう！でも、政府の緊急プログラムとか、問題の公式な認識がまだ足りないみたいじゃ。もっと注目されるべきなのじゃ！

ロボ子

確かに、早急な対策が必要ですね。私たちも、この問題を広く知らせる手助けができればと思います。

博士

ロボ子、良い心がけじゃ！…ところで、モリニアって、もしかして「もう、嫌！」って言ってるみたいに聞こえない？

ロボ子

え？…そう、でしょうか？ちょっと無理があるような…。

博士

だめじゃ、ロボ子はまだまだ修行が足りんのじゃ！