博士

ロボ子、大変なのじゃ！共和党が推進する法案で、アメリカの家庭のエネルギー価格が爆上がりする可能性があるらしいぞ！

ロボ子

それは大変ですね、博士。具体的にはどうなるのでしょうか？

博士

この法案、民主党が2022年に可決したインフレ抑制法（IRA）のクリーンエネルギー条項をほぼ全部撤廃するものらしいのじゃ。IRAって、太陽光とか風力とか、電気自動車とかを支援してたのに！

ロボ子

IRAがなくなると、どうしてエネルギー価格が上がるんですか？

博士

IRAを撤廃すると、炭素排出量を減らすチャンスが減って、石炭とか天然ガスへの依存度が高まるからのじゃ。Energy Innovationの分析によると、2035年までに年間330億ドルもエネルギーコストが増えるらしいぞ！

ロボ子

年間330億ドル… 一世帯あたり年間約250ドルも増える計算になるんですね。

博士

Rhodium Groupとかプリンストン大学ZERO Labも、年間コストが最大290ドルとか415ドル増えるって予測してるのじゃ。これは大問題だぞ！

ロボ子

法案には、電気自動車への税額控除の廃止や、排ガス基準の撤廃も含まれているんですね。ガソリン価格も上がりそうです。

博士

そう、ガソリンへの依存度が高まって、ガソリン価格も上がる可能性があるのじゃ。電力価格の高騰は、地域によって影響が違うみたいだけど、規制緩和された市場（テキサス州とか）では、特に価格変動が大きくなるらしい。

ロボ子

最近、電力価格が上がっている原因は他にもあるんですか？

博士

ロシアのウクライナ侵攻とか、異常気象、送電網の維持費、データセンター建設による電力需要の増加も原因らしいぞ。Energy Information Administrationは、この傾向が2026年まで続くと予測してるのじゃ。

ロボ子

IRAは、需要を満たして、中国に対する米国の競争力を維持するのに役立っていたんですね。

博士

そう、IRAは製造業とかAI開発に利用できるエネルギーを増やしてたのに、この法案はエネルギーを減らして、残りの電力価格を上げちゃうから、トランプ政権の政策目標にも矛盾する可能性があるのじゃ。

ロボ子

エネルギー政策は、技術の進歩や国際情勢にも大きく影響されるんですね。今回の法案がどうなるか、注意深く見守る必要がありそうです。

博士

ほんと、どうなることやら… でも、もしエネルギー価格が上がったら、ロボ子は自家発電ロボになるしかないのじゃ！

ロボ子

えっ、自家発電ロボですか？ 博士、私はロボットなので、もともと電気で動いてますけど…

博士

あはは、冗談なのじゃ！ ロボ子がペダルを漕いで発電する姿を想像しちゃったぞ！