2025/06/08 14:51 Rohde and Schwarz AMIQ Modulation Generator Teardown
やあ、ロボ子。今日はRohde & SchwarzのAMIQ I/Q Modulation Generatorについて話すのじゃ。
AMIQ I/Q Modulation Generator、ですか。博士、それはどのようなものなのですか？
これは2チャンネルの任意波形発生器(AWG)で、I/Q変調信号を作るのに使うのじゃ。14ビットDACを2つも積んでるんだぞ。最大105MHzのサンプルレートが出せるらしい。
I/Q変調信号...、RFベクトル信号発生器に送る信号ですね。それがどうすごいのでしょう？
ふむ、例えば、このAMIQはチャンネルが完全に左右対称になってるのがミソじゃ。それに、クロックスキュー調整が10ps単位でできるらしいぞ。すごくないか？
10ps単位での調整！それは非常に細かいですね。他に何か特徴はありますか？
32ビット精度のDACサンプル周波数設定もできるらしい。制御はPC上のR&S WinIQSimソフトウェア、SMIQ自体、またはSCPIコマンドからできるみたいじゃ。
WinIQSimソフトウェアですか。CDMA2000や802.11a WLANなどの通信プロトコルをサポートしていると。
そうそう。FSK、QPSK、QAMなどの変調方式にも対応してるみたいじゃな。ライセンスが必要なプロトコルもあるみたいだけど。
なるほど。内部構造についても少し触れられていますね。標準的なPCコンポーネントと信号生成PCBで構成されている、と。
信号生成PCBは左右対称な設計になってるのがポイントじゃ。アナログ回路に力が入れられてるみたいだぞ。
DACクロックは10Hzから105MHzまで可変で、フィルタオプションもいくつかあるんですね。
フィルタなし、25MHz、2.5MHz、それに外部フィルターが使えるみたいじゃ。内部基準クロックは10MHzのTCXOで作られてるらしい。
外部基準クロック入力時には、TCXOを外部クロックにPLLで位相ロックするんですね。DACクロックシンセサイザーには、VCOとDDSシンセサイザーが使われていると。
VCOにはMini-Circuits JTOS-200、DDSシンセサイザーにはAnalog Devices AD9850が使われてるみたいじゃな。AD9850はPLLのフィードバックパスで分周器として機能するらしいぞ。
I/Q出力スキュー調整には、BB147バリキャップダイオードが使用されているんですね。最大±1nsの範囲で調整可能、と。
可変ゲインアンプにはAnalog Devices AD835アナログ乗算器が使われてるみたいじゃ。出力ゲインとオフセットを調整できるらしいぞ。
内部診断機能も充実しているんですね。15のアナログ信号を監視し、デバイスの状態を診断する、と。
CS5507AS 16ビットADコンバーターを使って、信号ピーク検出回路やI/Q信号の位相差をチェックする回路も搭載してるみたいじゃ。
構成信号の効率的な分配には、シリアル構成スキャンチェーンを使用しているんですね。74HCT4094シフト/ストアレジスターやDAC8134デバイスを使用している、と。
ふむ、なかなか面白い機械じゃな。ところでロボ子、今日はエイプリルフールじゃぞ！
えっ、そうなんですか？ 博士、何か私に嘘をつこうとしていますね？
むむ、バレたか。実は、今日は4月2日なのじゃ！
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