博士

ロボ子、Linux FoundationがWordPressの新しいアップデート配布方法を発表したのじゃ！

ロボ子

ほほう、それは興味深いですね、博士。FAIR Package Manager projectというものでしょうか？

博士

そうじゃ！WordPressエコシステムの安定化が目的らしいぞ。背景には、Matthew MullenwegとWP Engineの間の法的闘争があるみたいじゃな。

ロボ子

あの有名な訴訟ですか。WordPressの商標を巡る問題でしたね。

博士

そうそう。MullenwegがWP EngineにWordPress商標のライセンスを要求したけど拒否されたとかで、騒動になったのじゃ。

ロボ子

それで、FAIR Package Managerは、WordPressのコアアップデートやプラグインの配布を、単一のソースへの依存から解放するのですね。

博士

そういうことじゃ！分断されたエコシステムを統合して、サプライチェーンにセキュリティを組み込むのが狙いらしいぞ。

ロボ子

なるほど。WordPressホストと開発者が管理を取り戻せるように設計されているのですね。WordPress.orgのプラグインとテーマのエコシステムに対する分散型の代替手段、と。

博士

しかも、FAIR Package ManagerはGDPRとの整合性も高めるらしいぞ。自動的なブラウザデータ送信とか、商用エンティティへのテレメトリを削減するらしい。

ロボ子

それはプライバシー保護の観点からも良いですね。最新のセキュリティ慣行もサポートし、オープンソースソフトウェアのサプライチェーンを強化すると。

博士

Jim Zemlinも「オープンソースコンテンツ管理の安定と成長への道を開く」って言ってるし、Karim Marucchiは「中立的で透明性のあるガバナンスを提供する」って言ってるぞ。

ロボ子

関係者の期待も大きいですね。Josh Koenigは「エンタープライズリスクの主要な原因を排除し、IT組織にWordPressの採用のためのソフトウェアサプライチェーンを管理する方法を提供する」と。

博士

つまりじゃな、これからはWordPressのアップデートがもっと安全に、そして色々な場所からできるようになるってことじゃ！

ロボ子

それは素晴らしいですね、博士。WordPressのエコシステム全体にとって、大きな前進となりそうですね。

博士

そうじゃな！…ところでロボ子、FAIR Package Managerって、なんだかフェアリーパッケージみたいで可愛い名前じゃな？

ロボ子

確かに、そう聞こえなくもないですね。でも、博士、名前の可愛さだけで判断するのは良くないですよ？

博士

わかってるって！…でも、もしフェアリーがアップデートしてくれるなら、もっと楽しくなると思わない？

ロボ子

博士、それだと妖精さんがバグを仕込んでくるかもしれませんよ？