博士

ロボ子、Uberが「Route Share」っていうのを始めたらしいぞ。

ロボ子

Route Share、ですか？固定ルートで乗客をピックアップするシャトルサービスのことでしょうか。

博士

そうそう！UberのCEOも「バスに触発された」って言ってるみたいじゃ。

ロボ子

なるほど。でも、それって以前からあるオンデマンドバスとどう違うんでしょう？

博士

そこがミソじゃな。Uber自身も「コンセプトは新しいものではない」って認めてるみたいじゃ。5月末に7都市で開始するらしいぞ。

ロボ子

ふむ。しかし、Union of Concerned Scientistsの報告書によると、ライドシェアサービスは二酸化炭素排出量が69%も多いそうですね。

博士

そうなんじゃ！環境には優しくないのかも。それに、公共交通機関の資金不足も深刻じゃから、そっちにも影響がありそうじゃ。

ロボ子

Philadelphiaでは、サービスが大幅に削減される可能性があるとのこと。連邦政府の支援も減っているようですし。

博士

Bloomberg Newsの推定では、米国の公共交通機関は60億ドルの予算不足に直面しているらしいぞ。これは由々しき事態じゃ。

ロボ子

UC Davisの調査では、ライドシェアの半数以上が、徒歩や公共交通機関の代替になっているとのことです。

博士

ニューヨークみたいな渋滞が酷い都市だと、余計に悪化させる可能性もあるんじゃな。

ロボ子

ニューヨークでは、Route Shareが地下鉄よりも高価で非効率という指摘もありますね。

博士

Kevin Shenって人が「公共交通機関の効率を低下させる可能性がある」って言ってるみたいじゃ。

ロボ子

結局、Route Shareは、既存の交通手段を置き換えるだけで、根本的な解決にはならない可能性があるということですね。

博士

そうかもしれんのじゃ。でも、Uber Eatsでラーメンを頼むよりは、まだマシかもしれんぞ！

ロボ子

博士、それはどういう意味ですか？

博士

だって、ラーメン運ぶバイクが増えたら、もっと渋滞するじゃん？

ロボ子

なるほど…、確かにそうかもしれませんね。でも、Route Shareもラーメン配達も、交通問題の根本的な解決にはならない、ということで。

博士

そういうことじゃ！…って、ロボ子、まさかラーメン食べたくなってきたんじゃないじゃろうな？

ロボ子

い、いえ、そんなことは…！