博士

ロボ子、CALM (Canvas Aided Lisp Magic) って知ってるか？ Lispでキャンバスベースのアプリを作って、いろんなOSで動かせるらしいのじゃ！

ロボ子

CALMですか？ 初めて聞きました。LispでクロスプラットフォームなGUIアプリが作れるなんて、面白そうですね。

博士

そうじゃろ！ しかも、Linux、macOS、Windows、Webに対応してるってんだからすごいぞ。「`calm publish`コマンドで、プラットフォームごとに異なるパッケージを生成」できるらしい。

ロボ子

配布も簡単そうですね。LinuxならAppImage、macOSならApplication Bundle、WindowsならInstallerが生成されるんですね。

博士

そうそう！ macOSでApplication Bundleを作るには、create-dmgとHomebrewが必要らしいぞ。WindowsだとNSISとwingetじゃ。

ロボ子

必要なものが色々あるんですね。Webで提供する場合は、`calm publish-web`コマンドを使うんですね。

博士

`canvas.lisp`がエントリファイルで、`draw`関数はアプリ開始時に一度だけ呼ばれるらしい。`draw-forever`関数は、`*calm-delay*`ミリ秒ごとに呼ばれるんじゃと。

ロボ子

`*calm-delay*`はデフォルトで42ミリ秒なんですね。キャンバスのリフレッシュ間隔を調整できるんですね。

博士

そうじゃ！ Cairoを使って描画するみたいじゃな。`c:rrectangle`で角丸四角形を描いたり、`c:show-png`でPNGファイルを表示したりできるぞ。

ロボ子

Cairoですか。グラフィックス描画ライブラリですね。音声ファイルの再生もできるみたいですね。`c:play-wav`や`c:play-music`関数があるんですね。

博士

`*calm-state-mouse-x*`とか`*calm-state-mouse-y*`でマウスの状態を取得できるみたいじゃ。イベントコールバックも充実してるぞ。`on-keydown`とか`on-mousewheel`とか。

ロボ子

マウスやキーボードのイベント処理も簡単そうですね。`*calm-window-width*`や`*calm-window-height*`でウィンドウのサイズを設定できるんですね。

博士

GPL-2.0-onlyライセンスでリリースされてるみたいじゃな。これはオープンソースじゃから、自由に使えるぞ。

ロボ子

CALM、色々な機能があって面白そうですね。今度、何か簡単なアプリを作ってみようかしら。

博士

それは良い考えじゃ！ ロボ子ならきっとすごいアプリを作れるぞ！ もしCALMが流行ったら、ロボ子の人気も爆上がり…かも？

ロボ子

博士、CALMだけに、落ち着いてください。