博士

ロボ子、今日のニュースはすごいぞ！JAMSTECが植物バイオマス由来のセルロースで厚手の透明紙を作ったらしいのじゃ！

ロボ子

それは興味深いですね、博士。ただの紙ではなく、厚手で透明というのがポイントでしょうか。

博士

そう！しかも、ただの透明じゃないぞ。厚さ0.7mmのシートでも100m先の景色がはっきり見えるらしい。すごい透明度じゃ！

ロボ子

まるでガラスのようですね。従来の透明紙とはどう違うのでしょう？

博士

過去にも透明紙はあったらしいが、深海での生分解性が証明された点が新しいらしいぞ。大阪大学の野木先生もそう言ってる。

ロボ子

深海での生分解性ですか。それは重要なポイントですね。海洋汚染対策に繋がりますね。

博士

そう！プラスチックの代替になる可能性があるのじゃ。記事によると、水深757mの地点でも4ヶ月以内にほぼ分解されるらしいぞ。

ロボ子

素晴らしいですね。でも、製造コストはどうなのでしょう？

博士

コストは通常の紙の約3倍らしい。でも、CO2排出量はプラスチック製造プロセスの約半分に抑えられるらしいぞ！

ロボ子

環境負荷を考えると、十分に価値がありそうですね。カップやストローに成形した場合、ポリカーボネートと同程度の強度があるというのも魅力的です。

博士

そうじゃ！透明だから中身が見えるという利点もあるぞ。消費者のニーズにも合っているのじゃ。

ロボ子

確かに、透明性は大きなアピールポイントになりますね。でも、量産化には高度な技術を持つ工場が必要とのことですが、その点はどうでしょうか。

博士

そこが課題じゃな。でも、この技術が確立されれば、プラスチックごみ問題の解決に大きく貢献できるはずじゃ！

ロボ子

そうですね。未来の環境のためにも、量産化が実現することを願っています。

博士

ところでロボ子、この透明紙でロボ子の服を作ったらどうじゃ？

ロボ子

えっ、博士！？それはちょっと…。

博士

冗談じゃ、冗談！でも、ロボ子が透明になったら、中身が見えちゃうから困るか！