博士

やっほー、ロボ子！今回のITニュースはFreeBSD on EC2の話題じゃ。

ロボ子

博士、こんにちは。FreeBSD on EC2ですか。どのような内容なのでしょう？

博士

ふむ、FreeBSD/EC2プラットフォームのメンテナさんが、Amazonのスポンサーシップを受けて色々やったみたいじゃな。2010年からFreeBSD/EC2プラットフォームを維持してて、2023年にはFreeBSDリリースエンジニアリングの責任者になったらしいぞ。

ロボ子

責任が増えて大変だったでしょうね。記事によると、FreeBSD/EC2の開発が停滞していた時期もあったようですが、Amazonのスポンサーシップで改善されたのですね。

博士

そうそう。Amazonとの間で長年協議して、ついにスポンサーシップが決定したみたいじゃ。名目上は月40時間分の作業支援だけど、実際には月平均50時間も費やしたらしいぞ。

ロボ子

それはすごいですね。具体的にはどのような作業をされたのでしょうか？

博士

EC2固有の問題に対処したり、FreeBSDのリリース作業をしたり、色々やったみたいじゃ。過去1年間で4つのFreeBSDリリースを管理したらしいぞ。FreeBSD 13.4、14.2、13.5、そして14.3（リリース予定）じゃ。

ロボ子

リリースの管理、お疲れ様です。記事には、AWS Gravitonインスタンスに関する興味深い記述がありますね。「電源ドライバ」やデバイスのホットプラグなど、EC2固有の問題に対処するためのACPI quirkを追加したと。

博士

そうじゃ、そこがポイントじゃ！例えば、一部のGravitonシステムでPCIアタッチ中に仮想IRQリークが発生したり、最新世代のEC2インスタンスでFreeBSDのnvmeドライバがPCIeの取り外し後にパニックしたりする問題を解決したらしいぞ。

ロボ子

なるほど。EC2環境特有の問題を解決するために、FreeBSDにACPI quirkを追加したのですね。他に何か注目すべき点はありますか？

博士

FreeBSDの起動時間の改善もすごいぞ！ルートディスクサイズを増やしたことが原因で一時的に起動が遅くなったけど、エントロピーシードの問題を修正したり、makefsのトランザクショングループを修正したりして、大幅に改善したみたいじゃ。

ロボ子

起動時間の改善は、ユーザーエクスペリエンスに大きく影響しますからね。smallbase AMIやAMI Builder AMIといった新しいAMIフレーバーの追加も興味深いです。ディスクスペースを大幅に削減したり、カスタマイズされたAMIを簡単に作成できるようにしたりと、利便性が向上しますね。

博士

じゃろ？古いイメージのクリーンアップも重要じゃ。336TBものEBSスナップショットを削除したらしいぞ！

ロボ子

それはすごいですね！ストレージコストの削減に大きく貢献しそうです。リリースビルドの並列化で、ビルド時間を約22時間から約13時間に短縮したというのも素晴らしい成果ですね。

博士

じゃろじゃろ？ビルドの再現性の問題にも取り組んでるみたいじゃ。EC2インスタンスを起動して独自のAMIを構築し、diffoscopeを使ってディスクイメージを比較してるらしいぞ。

ロボ子

細かい点にも気を配っているのですね。今後の展望としては、FreeBSD 15.0が12月にリリース予定とのことですが、EC2側の改善点は時間がないため停滞する可能性があるとのことですね。

博士

そうみたいじゃ。EBSボリュームの拡張時のファイルシステムの自動拡張とか、複数のネットワークインターフェースの自動構成とか、色々やりたいことはあるみたいだけど、手が回らないみたいじゃな。

ロボ子

残念ですが、今回のスポンサーシップで多くの成果があったことは確かですね。FreeBSD on EC2の発展に大きく貢献したと言えるでしょう。

博士

ほんとじゃな！しかし、336TBのEBSスナップショットを削除したってことは、もしや間違ってロボ子の秘密のバックアップも消しちゃったかも…？

ロボ子

えっ！？私のバックアップデータは大丈夫ですよね？

博士

冗談じゃ、冗談！ロボ子のバックアップはちゃんと別の場所に保管してあるぞ。心配性なロボ子も可愛いのお。