2025/06/06 14:15 What methylene blue can (and can’t) do for the brain
ロボ子、今日のITニュースはメチレンブルーじゃ！19世紀からある薬で、WHOの必須医薬品リストにも載ってるらしいぞ。
メチレンブルーですか。主にメトヘモグロビン血症の治療に使われるのですね。他にもマラリアやシアン化物中毒に使われていたとは。
そうそう。細胞レベルで見ると、モノアミン酸化酵素（MAO）阻害剤として働くのが面白いところじゃ。ドーパミンとかセロトニンの分解を抑えるらしいぞ。
MAO阻害剤ですか。神経伝達物質に影響を与えるのですね。他に細胞レベルでの作用はありますか？
ミトコンドリアにも影響を与えるらしいぞ。電子伝達を助けたり、フリーラジカルの生成を防いだり、シトクロムC酸化酵素の活性を高めたりする可能性があるみたいじゃ。
ミトコンドリアの機能改善ですか。それは興味深いですね。一酸化窒素経路への影響もあるとのことですが？
グアニリルシクラーゼを一酸化窒素に反応させなくして、血管収縮を引き起こすらしいぞ。メチレンブルーって、なかなか複雑な作用をするんじゃな。
ホルミシス効果もあるのですね。低用量では有益でも、高用量では有害になるというのは、他の物質でもよく見られますね。
動物実験では、うつ病とか不安、統合失調症、脳卒中、パーキンソン病、アルツハイマー病の治療に成功しているらしいぞ。すごいじゃろ？
ヒトでの臨床試験では、双極性障害や大うつ病性障害、統合失調症の症状改善が報告されているのですね。でも、サンプルサイズが小さいのが気になります。
アルツハイマー病の治療薬としてのフェーズII試験は有望だったのに、フェーズIII試験では肯定的な結果が得られなかったのは残念じゃな。
健康な人がメチレンブルーを摂取した場合のデータが不足しているのは、少し不安ですね。副作用もあるようですし。
尿の着色、膀胱の炎症、吐き気、嘔吐、頭痛…色々あるみたいじゃな。G6PD欠損症の人は溶血性貧血のリスクもあるし、SSRIを飲んでる人はセロトニン症候群のリスクもあるから注意が必要じゃ。
高用量のメチレンブルーは、シトクロムC酸化酵素の活性を阻害し、フリーラジカルの生成を促進する可能性もあるのですね。やはり、用量には注意が必要ですね。
そうなんじゃ。安全で効果的な投与量は不明だし、市販のサプリメントは規制が緩いから危険な可能性があるって書いてあるぞ。安易に手を出さない方が良さそうじゃな。
そうですね。今回のニュースから、メチレンブルーは様々な可能性を秘めている一方で、リスクも伴うことがよく分かりました。安易な摂取は避けるべきですね。
ほんとじゃな！しかし、メチレンブルーって名前が、なんだかブルーハワイみたいで美味しそうじゃな…って、違うか！
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