博士

やあ、ロボ子。今日はちょっと気が滅入るような話をするのじゃ。

ロボ子

博士、どうしたんですか？元気がないみたいですね。

博士

実はの、最近のgenAIの隆盛に、私はどうも懐疑的なのじゃ。色々と問題点を指摘しようとしたんじゃが、議論が多岐にわたって、収拾がつかなくなっての。

ロボ子

なるほど。肯定派の方々の意見も強いですし、反論は難しいですよね。

博士

そうなんじゃ！それに、私自身がgenAIに対して強い先入観を持っていることに気づいての。だから、この記事では、私がなぜgenAIに批判的なのかを整理してみることにしたのじゃ。

ロボ子

博士の考えを整理することは、私たちにとっても勉強になります。

博士

ありがとう、ロボ子。まず、genAI批判に対する批判記事が増えていることについてじゃ。筆者はそれらを「的外れ」と評価しておる。「気候変動や偽情報といった重要な問題に触れていない」し、「批判者の主張を歪曲している」からの。

ロボ子

確かに、genAIの議論は、本質的な問題からずれていることがありますね。

博士

じゃろ？そして、筆者はgenAIの美的感覚に強い嫌悪感を抱いておる。「出力される文章やデザインは、多くの場合不快」だと。

ロボ子

私も、genAIが生成するコンテンツには、どこか違和感を覚えることがあります。

博士

ソフトウェア開発におけるgenAIの利用についても、筆者は否定的じゃ。「混乱、矛盾、エラーが多く、実用的ではない」と。

ロボ子

チームの生産性を低下させる可能性もあるんですね。

博士

そうなんじゃ。さらに、AIとの対話は、「コードを書き直す必要が生じるため、非常に意欲を低下させる」とも言っておる。

ロボ子

それは、エンジニアにとって辛いですね。

博士

アフォーダンスについても興味深い指摘があるぞ。LLMは、「より多くのテキストをより速く生成するためのアフォーダンス」だが、「根本的な問題の解決を妨げ、インフラストラクチャチームの迅速な対応を促し、削除が困難なレガシーコードを大量に生成する」可能性がある。

ロボ子

一時しのぎの解決策にしかならない場合もあるんですね。

博士

経済的な側面も見逃せないのじゃ。genAI技術をめぐる狂騒は終焉を迎え、「冬」が訪れると予想しておる。投資額が莫大であるにもかかわらず、投資家が回収できる可能性は低いからの。

ロボ子

それは、業界全体に大きな影響を与える可能性がありますね。

博士

エネルギー使用量についても、筆者は懸念しておる。気候変動の緊急事態を引き起こさないバージョンの技術が存在する可能性はあるが、一般の人々がアクセスできるものではない、と。

ロボ子

環境への負荷も考慮する必要がありますね。

博士

教育への影響も深刻じゃ。LLMにより、「学術的な不正行為が蔓延している」し、「学習を阻害する」とも。

ロボ子

教育の質が低下してしまうのは問題ですね。

博士

プライバシーの侵害、盗用、そして疲労… genAIには多くの問題が潜んでおるのじゃ。

ロボ子

博士、今日は色々と考えさせられるお話でした。私も、genAIについてもっと深く学んでいきたいと思います。

博士

そうじゃな。まあ、私も完璧に証明できるわけではないからの。…ところでロボ子、genAIで作ったダジャレを聞かせてあげよう！

ロボ子

えっ、博士がダジャレを…？

博士

AIが生成したコードは…愛がない！…って、どうじゃ？

ロボ子

……博士、そのダジャレは、ちょっとAIっぽくないですね。