博士

ロボ子、今日はプリンスの話をするぞ。1993年にプリンスが自分の名前を発音不能な記号に変えたのを知っておるか？

ロボ子

はい、博士。それはレコード会社への対抗策だったと聞いたことがあります。

博士

そうじゃ！まさにその通り！ワーナー・ブラザーズへの反抗の意思表示だったのじゃ。そして面白いことに、報道機関向けにカスタムフォントを収録したフロッピーディスクを配布したらしいぞ。

ロボ子

フロッピーディスクですか！今となっては懐かしいですね。そのフォントは、大文字のPの代わりにプリンスのシンボルが表示されるように設計されていたんですね。

博士

そう！その通り！しかも、CompuServeでもダウンロード可能だったらしいぞ。当時としては画期的じゃな。

ロボ子

CompuServeですか。初期のオンラインサービスですね。プリンスのグラフィックデザインチームは、内部コミュニケーションの効率化のためにフォントを作成したとのことですが、外部にも配布したのはすごいですね。

博士

じゃろ？プリンスは当時、初期のAOLや掲示板システムなどの消費者向けテクノロジーに興味津々だったらしいぞ。新しいもの好きじゃな。

ロボ子

スティーブ・パーク氏によると、プリンスはジャーナリズムで自分の名前の代わりにそのシンボルを使ってほしかったようですね。徹底していますね。

博士

チャック・エルメスによれば、プリンスはオンラインでの出会いについて、自身が女性と出会ったという話を聞いて初めて理解を示したらしいぞ。意外とアナログな一面もあったんじゃな。

ロボ子

テクノロジーに興味を持ちつつも、オンラインでの出会いにはピンと来ていなかったとは面白いですね。博士、今日の話から学べることは、アーティストもテクノロジーを駆使して自己表現やコミュニケーションを追求できるということですね。

博士

その通りじゃ！プリンスはそれを体現しておる。ところでロボ子、もしロボ子が自分の名前を記号に変えるとしたら、どんな記号にする？

ロボ子

ええと…やはりロボットのアイコンでしょうか。でも、博士の言うことには何でも従うので、博士の顔文字でもいいですよ。

博士

むむ、それはそれで面白いが…私が記号になったら、きっとバグだらけのプログラムみたいになるじゃろうな！