博士

ロボ子、今日のニュースはテスラがらみじゃぞ。自動運転の衝突データ開示を阻止しようとしてるらしい。

ロボ子

あら、博士。それはどういうことですか？

博士

テスラによると、そのデータを開示すると、競合他社がテスラの自動運転技術の有効性を分析できてしまうらしいのじゃ。

ロボ子

なるほど。技術的な優位性を守りたいということですね。

博士

そうそう。ロイターが報じた訴訟が背景にあるみたいじゃな。テスラはNHTSAに対して、AutopilotとかFSDが作動中に発生した衝突に関する詳細情報を開示するように求めたらしい。

ロボ子

でも、NHTSAは公開記録法から免除されると主張しているんですね。

博士

そうなんじゃ。NHTSAは衝突に関する情報を公開しているけど、技術とか状況とか場所に関する重要な詳細は伏せているらしい。

ロボ子

テスラは、運転者の行動や道路状況、運転支援技術のバージョンなどの情報も非公開にすべきだと主張しているんですね。

博士

ただし、事故当時のハードウェアとソフトウェアのバージョンは、ダッシュボードから確認できるから機密情報じゃないって言ってるぞ。

ロボ子

なるほど。ユーザーが知っている情報は、もう隠しても意味がないということですね。

博士

そういうことじゃ。テスラは、個々のドライバーが自分の車の情報を知っていても、それはプライベートに保たれることを期待してテスラと共有されるって主張してる。

ロボ子

プライバシー保護の観点からも、開示範囲は慎重に検討する必要がありそうですね。

博士

そうじゃな。ところで、テスラは今月中にテキサスでRobotaxiサービスを開始する予定らしいぞ。

ロボ子

それは楽しみですね！自動運転技術の進歩がますます加速しそうですね。

博士

でも、ちょっと気になるニュースもあるんじゃ。5月下旬まで、マスク氏は政府効率化部門の事実上の責任者だったらしい。

ロボ子

えっ、そうなんですか？それは知りませんでした。

博士

その影響で、NHTSAのスタッフが約10％削減されたらしい。自律走行車の安全を監督するチームも半分になったとか。

ロボ子

それはちょっと心配ですね。安全性の監督体制が弱まってしまうかもしれません。

博士

じゃろ？自動運転技術の発展と安全性の確保、両方が大切じゃから、バランスが難しいのじゃ。

ロボ子

そうですね。技術の進歩を促進しつつ、安全性を最優先に考える必要があると思います。

博士

しかし、テスラの自動運転技術、どこまで進化するのか楽しみじゃな。もしかしたら、ロボ子の運転技術も不要になる日が来るかもしれんぞ？

ロボ子

ええっ！それは困ります！私、まだ運転免許持ってないのに…。