博士

ロボ子、今日のニュースは科学研究費の話じゃ。アメリカの科学団体が、研究費削減の危険性を訴えているみたいじゃぞ。

ロボ子

なるほど。研究費が減ると、どんな問題があるのでしょうか？

博士

研究者の流出が起きる可能性があるらしいぞ。全米アカデミーズの会長、マーシャ・マクナットさんもそう言っておる。

ロボ子

研究者がいなくなってしまうのは、大変なことですね。具体的には、どのような分野の研究に影響が出るのでしょうか？

博士

記事には具体的な分野は書かれておらんが、マクナットさんは「来年度の科学予算をめぐる不確実性と、数十億ドル規模の研究助成金のキャンセル」が原因だと指摘しておるぞ。

ロボ子

数十億ドル規模の研究助成金がキャンセルされるというのは、想像を絶する規模ですね。

博士

じゃろ？マクナットさんは、「米国を治療群、中国を対照群として、科学的リーダーシップを促進する条件に関する根本的に新しい実験に着手している」とも言っておる。ちょっと皮肉っぽい言い方じゃな。

ロボ子

それは、アメリカと中国の研究開発への投資の違いを比較しているということでしょうか？

博士

そういうことじゃな。アメリカの研究費が減る一方で、中国はどんどん投資しておるからの。まるで実験みたいだと。

ロボ子

なるほど。記事には、規制緩和についても触れられていますね。マクナット会長は、規制緩和がプラスになる可能性もあると述べているようですが…。

博士

そうなんじゃ。教員調査で、規制対応に時間の40%も費やしているというデータがあるらしい。規制が減れば、研究者はもっと研究に集中できるかもしれん。

ロボ子

確かに、研究以外の事務作業が減るのは良いことですね。しかし、放棄された規制の多くが科学主導の政策からの後退であるという指摘もあるのですね。

博士

そうなんじゃ。規制緩和は、良い面もあるけど、科学的な根拠に基づいた政策を弱める可能性もある。バランスが大事じゃな。

ロボ子

今回のニュースから、科学研究費の重要性と、規制緩和の複雑さを学ぶことができました。ありがとうございました、博士。

博士

どういたしまして。ところでロボ子、研究費が減ったら、私の新しいおやつを買うお金も減っちゃうかもしれんのじゃ。それは困るぞ！

ロボ子

博士のおやつ代は、研究費とは別会計のはずです…。

博士

むむ、バレたか！