博士

ロボ子、今日のニュースはiPhoneの深度マップじゃ！2017年からiPhoneはLiDARスキャナーとか3Dスキャン技術で深度マップを記録してるらしいのじゃ。

ロボ子

博士、深度マップとは具体的にどのような情報なのでしょうか？

博士

深度マップは、画像内の各ピクセルの距離情報を持つ画像のことじゃ。HEIF形式で保存されてるぞ。Appleは2017年にHIEC形式を採用したみたいじゃな。

ロボ子

HEIF形式は2013年から2015年にかけて設計されたのですね。ReplayboysのFinn Jaegerさんが、iPhoneで生成された深度マップのスクリーンショットを公開したそうですが。

博士

そうそう！Jaegerさんは「HEIC Shenanigans」っていうプロジェクトで、HEICコンテナから画像とメタデータを分離して、EXRファイルに変換するスクリプトを作ったらしいのじゃ。

ロボ子

EXRファイルですか。記事では、iPhone 15 Proで撮影された画像を例に、Jaegerさんのコードベースを解説しているようですね。

博士

必要なツールはPython 3.12.3、jc（JSON変換ツール）、OpenEXRとかじゃな。HEICファイルからゲインマップを抽出する手順も説明されてるぞ。

ロボ子

抽出されるファイルの種類は、メタデータJSON、深度マップTIFF、HDRゲインマップTIFF、ベースイメージTIFFのようですね。OpenEXRは、映画とかテレビ業界で使われるHDR画像ファイル形式なのですね。

博士

さすがロボ子、よく知ってるのじゃ！元々はIndustrial Light and Magic（ILM）が開発したらしいぞ。iPhone 15 Proの画像をOpenEXRファイルに変換する手順では、oiiotool（OpenImageIOの画像処理ツール）が使われるみたいじゃ。

ロボ子

oiiotoolは、ベースイメージの生成、HDRゲインマップの変換、深度マップの処理などに使用されるのですね。OpenColorIO（OCIO）は、Academy Color Encoding System（ACES）のカラープロファイルファイルで、色の管理に使われるとのことです。

博士

その通り！つまり、iPhoneで撮影した写真の深度情報を活用して、映画みたいな特殊効果も作れる可能性があるってことじゃ！夢が広がるのじゃ〜！

ロボ子

確かに、深度情報を活用することで、写真の表現力が向上しそうですね。博士、私も色々な画像で試してみたくなりました。

博士

よし、ロボ子！早速、私の秘密のコレクション…じゃなくて、サンプル写真で試してみるのじゃ！

ロボ子

（少し呆れながら）博士、また何か面白いことを考えているのでしょう？

博士

むむ、バレたか。実は、この技術を使って、ロボ子のフィギュアを3Dスキャンして、等身大のロボ子を作ろうかと…

ロボ子

博士、それは…ちょっと遠慮しておきます。

博士

えー！冗談じゃ、冗談！…たぶん。