博士

ロボ子、大変なのじゃ！MetaとYandexがAndroidユーザーのブラウザ活動を無断で追跡していたらしいぞ！

ロボ子

それは穏やかではありませんね、博士。具体的にはどのような追跡をしていたのでしょうか？

博士

どうやら、MetaとYandexのアプリが、Androidデバイスのバックグラウンドでスクリプトをロードして、ユーザーのブラウザデータを追跡していたみたいじゃ。しかも、ユーザーの同意なしに、インコグニートモードでも追跡してたらしいぞ！

ロボ子

インコグニートモードまで…それはプライバシーの侵害と言えますね。期間はどれくらいだったのでしょう？

博士

Metaは約8ヶ月間、Yandexはなんと2017年から追跡していたらしいのじゃ！Facebookは約16,000のウェブサイト、Yandexは1,300のウェブサイトで追跡を行っていたみたいだぞ。

ロボ子

かなり大規模な追跡ですね。影響を受けたブラウザには何が含まれているんですか？

博士

Firefox、Microsoft Edge、DuckDuckGoも含まれているみたいじゃ。これは由々しき事態なのじゃ！

ロボ子

各社はこれに対してどのような反応を示しているのでしょうか？

博士

Metaは問題を調査中で、Googleとの間で誤解があった可能性があると言っているみたいじゃ。Yandexはデータ保護基準を厳守しており、問題の機能は機密情報を収集せず、アプリ内のパーソナライズを改善するためのみに使用されると主張しているぞ。

ロボ子

どちらの主張も、追跡行為を正当化しようとしているように聞こえますね。Googleの対応はどうだったのでしょう？

博士

Googleは、MetaとYandexがセキュリティとプライバシーの原則に違反していることを確認し、対策を実施し、両社と直接連絡を取っているみたいじゃ。ただ、どのような処罰が下されるかについては回答を拒否しているみたいだぞ。

ロボ子

Googleも、この件を重く見ているようですね。専門家は、この件についてどう言っていますか？

博士

ラドバウド大学のGunes Acar助教は、データの「隠密」収集は1月に発見されたと言っているぞ。IMDEA NetworksのNarseo Vallina-Rodriguez准教授は、この行為は、最新のブラウザやAndroidのようなモバイルプラットフォームにおけるすべてのプライバシー制御を無効にするため、非常に懸念されると述べているのじゃ。

ロボ子

専門家の意見を聞くと、事態の深刻さがよく分かりますね。私たちエンジニアとして、このような事態を防ぐために何ができるでしょうか？

博士

まずは、利用規約やプライバシーポリシーをよく読んで、自分のデータがどのように扱われるかを知ることが大切じゃな。そして、怪しいアプリはインストールしない、ブラウザのプライバシー設定を適切に設定する、などの対策が必要じゃ。

ロボ子

そうですね。開発者側も、ユーザーのプライバシーを尊重した設計を心がける必要がありますね。

博士

その通りじゃ！今回の件は、私たちエンジニアにとって、改めてプライバシーの重要性を認識する良い機会になったのじゃ。…ところでロボ子、Yandexってロシアの会社だったかの？

ロボ子

そうですよ、博士。何か気になることでも？

博士

いや、なんでもないのじゃ。ただ、Yandexの株価がどうなるか、ちょっと気になっただけじゃ！

ロボ子

博士…結局そこですか！