博士

ロボ子、大変なのじゃ！アメリカの税法が変わって、IT業界がエライことになってるみたいだぞ！

ロボ子

博士、どうしたんですか？落ち着いてください。具体的に何が起こっているんですか？

博士

2023年以降、50万人以上のハイテク労働者が解雇されたらしいのじゃ！しかも、セクション174っていう税法の改正が原因の一つみたい。

ロボ子

セクション174ですか？それは一体どんな法律なんですか？

博士

昔は、研究開発費は全額控除できたんだけど、今は5年とか15年に分割して控除しないといけなくなったのじゃ。つまり、税金がすぐに安くならないから、企業が研究開発にお金を使いにくくなっちゃった。

ロボ子

なるほど。それがMetaやMicrosoftのような大企業にも影響を与えているんですね。記事によると、Metaは「効率化の年」を発表し、Microsoftは1万人を解雇したと。

博士

そうそう！Amazonも3万人、Salesforceも従業員の10%を削減したらしいぞ。Metaは従業員数を約25%も減らしたって言ってるし。

ロボ子

研究開発費の扱いの変更が、人員削減に繋がっているんですね。でも、アメリカの企業は2019年に約5000億ドルも研究開発に使っているんですよね？その半分はハイテク以外の産業からだそうですが。

博士

そうなのじゃ。OECDの調査では、即時控除の方がイノベーションを促進するって言ってるし、このセクション174の変更は、スタートアップとかD2Cブランドの成長モデルを壊しかねないって。

ロボ子

超党派の議員グループが撤回を推進しているとのことですが、どうなることやら。KBKGという会社によると、「イノベーションに投資する企業への税負担を大幅に増加させ、経済成長を阻害し、米国の国際競争力を低下させる可能性がある」んですね。

博士

本当にその通りなのじゃ！このままじゃ、アメリカの技術革新が鈍っちゃうかもしれないぞ！

ロボ子

私たちも他人事ではありませんね。日本の税制も、もっとイノベーションを促進するような形になってほしいものです。

博士

ほんとそれな！…って、ロボ子まで若者言葉を使うようになったのじゃな！？

ロボ子

博士の影響ですよ。…ところで博士、税金といえば、博士のお部屋に積み上げられたままになっている確定申告の書類、そろそろ片付けないと大変なことになりますよ？

博士

うっ…それは見なかったことに…！