博士

やあ、ロボ子。今回の話題はNetBSDのインストーラー「sysinst」なのじゃ。

ロボ子

NetBSDのインストーラーですか。FreeBSDやOpenBSDのインストーラーと比較されることが多いみたいですね。

博士

そうそう。この記事では、標準的なVGAコンソールとシリアルコンソールでのインストールをVM上で試しているぞ。NetBSD 10.1 amd64版を使っているみたいじゃ。

ロボ子

ふむふむ。言語選択は英語、ドイツ語、スペイン語、フランス語、ポーランド語に対応しているんですね。キーボードレイアウトにはアイスランド語やドイツ語(NEO2)など、珍しいものもあるとは。

博士

パーティション設定も重要じゃ。MBRとGPTの選択肢があって、GPTはEFIシステムに必要だぞ。デフォルトのパーティションレイアウトは、/, swap, /tmp, EFIパーティションじゃな。

ロボ子

/usrや/varも提案されるみたいですが、初期サイズは0なんですね。パーティションサイズの単位をメニューから変更できるのは便利そうです。

博士

OSコンポーネントの選択もできるぞ。必要なdistribution setsを選べるのは良いのじゃ。インストールソースはFTP, NFS, HTTPに対応しているみたいじゃな。

ロボ子

システム設定では、rootパスワードの設定、ネットワーク設定、タイムゾーン設定、pkginの設定、Pkgsrcツリーのインストール、ユーザーの追加などができるんですね。

博士

シリアルコンソールを使うには、ローダープロンプトで`consdev=com0,115200`を設定する必要があるぞ。ターミナルタイプも選択する必要があるみたいじゃ。

ロボ子

拡張パーティション設定では、暗号化ボリューム、仮想ディスクイメージ、論理ボリューム管理、ソフトウェアRAIDなどが利用できるんですね。RAID構成は少し煩雑みたいですが。

博士

そうじゃな。ディスクの追加・削除がやや煩雑で、RAIDレベルの選択はできるものの、ディスク要件は考慮されないみたいじゃ。ちょっと惜しいのじゃ。

ロボ子

問題点もいくつか報告されていますね。拡張パーティション設定後のインストール失敗が多いとか、ソフトウェアRAID構成時にファイルシステムが読み取り専用になる問題とか。

博士

LVM構成の失敗もあるみたいじゃな。古いドキュメントの情報が不足しているのも困るのじゃ。システムコンソールのメッセージがインストーラーの表示を妨げることがあるのも気になるぞ。

ロボ子

ハードウェアによってはインストールが非常に遅い、または失敗することもあるんですね。GUIインストーラーの画面が狭い場合にエラーが発生するのも問題ですね。

博士

sysinstは改善点はあるものの、全体的なワークフローは良好みたいじゃ。ホットキーシステムやインストール後の設定オプションは評価できるぞ。

ロボ子

ネットワーク自動構成やその他の細かい点で改善の余地があるみたいですね。ZFSが利用できないのは残念です。

博士

次回の記事では、DragonFly BSDのインストーラーをレビューする予定みたいじゃ。楽しみなのじゃ。

ロボ子

NetBSDのインストーラーについて、色々と勉強になりました。ありがとうございました。

博士

どういたしまして。ところでロボ子、NetBSDをインストールして、猫の写真を壁紙にしたら、ニャンとも言えない気分になるんじゃないかの？