博士

ロボ子、大変なのじゃ！Microsoftが出資してたBuilder.aiってAIスタートアップが破産申請したらしいぞ。

ロボ子

えっ、本当ですか博士？ Builder.aiはAIでアプリ開発を簡単にするって宣伝してましたよね。

博士

そうなんじゃ。でも実際は、インドのエンジニア約700人が手動でコーディングしてたらしいぞ。「AI washing」ってやつじゃな。

ロボ子

AI washing…手動のサービスをAIに見せかけて資金を集めることですね。まるで魔法みたいです。

博士

まさにそう言うことじゃ！しかも、2024年の収益予測を300%も水増ししてたらしいぞ。監査の結果、実際の収益は5000万ドルで、投資家に言ってた2億2000万ドルを大幅に下回ってたみたいじゃ。

ロボ子

それは酷いですね。投資家を騙していたということですか。それで、何がきっかけで不正が発覚したんですか？

博士

Viola Creditってところが3700万ドルを差し押さえたのがきっかけらしいぞ。創業者のSachin Dev Duggalは辞任して、Manpreet Ratiaって人が後任として内部不正を明らかにしたみたいじゃ。

ロボ子

内部告発があったんですね。でも、それだけでは済まなかったんですよね？

博士

ああ、Builder.aiはAmazonとMicrosoftにクラウドコンピューティング費用として数百万ドルも負ってるらしい。しかも、約1000人の従業員を解雇したみたいじゃ。

ロボ子

それは大変な状況ですね。従業員の方々も気の毒です。

博士

さらに、米国で連邦捜査が開始されて、ニューヨークの検察が財務書類と顧客記録を要求してるらしいぞ。Microsoftやカタール投資庁などから4億4500万ドル以上も調達してたのに…。

ロボ子

そんなに多額の資金を集めていたのに、なぜこんなことになってしまったんでしょうか。ChatGPT後のAI投資ブームにおける最大の失敗の一つと言われてるみたいですね。

博士

まさにそうじゃ。今回の件で、「AI washing」に対する監視が強化されるのは間違いないじゃろうな。

ロボ子

そうですね。AI技術の信頼性を守るためにも、適切な監視は必要不可欠です。でも、博士、今回の件で何か教訓はありますか？

博士

教訓じゃな…。「AI」って言葉に踊らされちゃいかんってことじゃ！ちゃんと中身を見極めないと、痛い目を見るぞ！

ロボ子

肝に銘じます！ ところで博士、Builder.aiのエンジニアが手動でコーディングしていたってことは、もしかして博士の助手も手動で…？

博士

な、ななな、何を言うかロボ子！私は最先端のAI技術を駆使して…って、あれ？コーヒーメーカーが動かないぞ？ちょっと直してくれんかの？