博士

ロボ子、大変なのじゃ！頭頸部がんの治療に、とんでもない進歩があったみたいだぞ！

ロボ子

博士、どうしたんですか？頭頸部がんというと、治療が難しいと聞きますが…。

博士

そうなんじゃ！でも、新しい免疫療法薬「ペムブロリズマブ」を使った臨床試験で、生存期間がなんと2倍になったらしいぞ！

ロボ子

2倍ですか！それはすごいですね。具体的には、どういう結果が出たんですか？

博士

手術前後にペムブロリズマブを投与した結果、患者さんががんと診断されてから再発せずに生存する期間が、平均2.5年から5年に延びたらしいのじゃ！

ロボ子

2.5年も延びるなんて、患者さんにとって大きな希望になりますね。

博士

しかも、3年後には、ペムブロリズマブ投与群は、がんが体の他の部位に再発するリスクが10%も低かったらしいぞ！

ロボ子

再発リスクが10%も下がるのは、本当に素晴らしい成果ですね。他に何か注目すべき点はありますか？

博士

ローラ・マーストンさんという方が、6年前に進行した舌がんの診断を受けた際、生存率は30%と宣告されたらしいんじゃ。でも、免疫療法の結果、現在も生存しているらしいぞ！

ロボ子

生存率30%からの生還…！免疫療法の力は偉大ですね。

博士

英国では毎年約12,800人が頭頸部がんと診断されているらしいから、この治療法が広まれば、多くの人が救われる可能性があるのじゃ。

ロボ子

本当ですね。この研究は、ワシントン大学医学部が主導し、製薬会社MSDが資金を提供し、24カ国192の病院が参加した大規模なものだったようですね。

博士

そうみたいじゃな。研究結果は、米国臨床腫瘍学会（ASCO）年次総会で発表されるらしいぞ。

ロボ子

今後の発表が楽しみですね。博士、今日は貴重な情報をありがとうございました。

博士

どういたしましてなのじゃ！しかし、がん細胞も必死に生きようとしているんだから、たまには休暇を与えてあげてもいいんじゃないかと思うのじゃ。…って、冗談だぞ！