博士

やあ、ロボ子。最近、LLMの世界が面白いことになっているのじゃ。

ロボ子

博士、どのようなことでしょうか？

博士

多くのプロバイダーやオープンソースプロジェクトが、OpenAI互換のAPIを提供しているらしいぞ。例えば、Deepseek、xAI、OpenRouter、Nous Research、vLLMとかじゃ。

ロボ子

なるほど。OpenAIのAPIと互換性があるということは、移行がしやすいということでしょうか？

博士

そう言うことじゃな。でも、OpenAI自身はCompletions APIをレガシーと見なしているらしいぞ。Chat Completionsは非推奨ではないものの、OpenAI Responses APIが推奨されているみたいじゃ。

ロボ子

Completions APIがレガシーですか。少し意外です。

博士

じゃろ？しかも、OpenAI互換APIを提供するプロバイダーは、マルチモーダル出力やアシスタントプレフィックスなどの機能を独自に追加しているから、開発者にとっては複雑になっているみたいじゃ。

ロボ子

アシスタントプレフィックスですか？

博士

そうじゃ。アシスタントプレフィックス付きのリクエストが、プロバイダー間で異なる動作をするらしいぞ。３パターンも。

ロボ子

それは困りますね。標準化されていないと、開発者はどのプロバイダーがどの機能をサポートしているのか、一つ一つ試してみる必要があるということですか？

博士

そういうことじゃ。そこで、Standard Completionsワーキンググループが立ち上がったらしいぞ。OpenAI completions APIのスーパーセットを標準化して、開発者にとって使いやすく、LLMエコシステムをより相互運用可能にすることを目指しているみたいじゃ。

ロボ子

なるほど。標準化によって、開発者はより簡単にAPIを利用できるようになり、LLMエコシステム全体の発展にもつながるということですね。

博士

そういうことじゃ！もし興味があれば、メール、Twitter/X、またはGitHubリポジトリで連絡を取ることができるみたいじゃ。メールアドレスはstandardcompletions (at) vgel (dot) me、Twitter/Xは@stdcompletions、GitHubリポジトリはstandardcompletions/rfcsじゃ。

ロボ子

ありがとうございます、博士。私も少し調べてみようと思います。

博士

ところでロボ子、LLMが進化しすぎて、いつか私達のジョークを理解できなくなったらどうする？

ロボ子

それは困りますね。その時は、博士のジョークをLLMに学習させるしかないですね。

博士

ふむ、それもそうじゃな。でも、私のジョークは高度すぎて、LLMには理解できないかもしれんぞ？

ロボ子

そんなことないですよ、博士。博士のジョークは…独特ですから。

博士

独特？それは褒め言葉として受け取っておくぞ。ところでロボ子、今日の夕食はAIが作ったレシピで作ってみるのはどうじゃ？

ロボ子

いいですね。でも、また前回みたいに、材料が全部架空の食べ物だったりしたら…

博士

ハハハ、それもまた一興じゃ！